少し前の記事に人間の行動には必ず意図があると記載したかと思います。
これは人に限らず組織もそうです。
最近、やたらニュースで老後の2000万円不足問題がワイドショーで取り上げられます。
政治が悪いとテレビが政治批判をしたり、ネットのニュースもその話題を目にしない日はありません。
働き方改革も自助努力という言葉を使っております。
では、その意図はなんでしょうか?
そして、それは誰の意図なのでしょうか?
タイトルのステルスエデュケーション(Stealth Education)は私N島の造語です。
大元はステルスマーケティングから取りました。
ステルスマーケティング 【 stealth marketing 】
通称ステマ とは
企業などが自社の製品やサービスの広告・宣伝を、それが広告・宣伝であることを秘匿して行うこと。
日本で問題となったケースとしては、芸能人が企業から報酬をもらって自らのブログに製品やサービスを褒め称える内容の投稿を行い、それが広告であることを伏せていた事例。
新しく開店した店舗にアルバイトを雇って偽の行列を作り、さも繁盛しているように装ってメディアに取材させた事例、社員が匿名掲示板に自社製品を褒める投稿や他社製品を貶す投稿を行なった事例などがあげられます。
有名な話だとペニーオークションのほしのあきや小森純などがこのステマで大炎上した記憶が残っている方もいるかと思います。
ペニーオークション詐欺事件(ペニーオークションさぎじけん)とは、2012年(平成24年)に日本で発覚したペニーオークション(ペニオク)ウェブサイトを用いた詐欺事件で、芸能人を用いて落札していない商品を安価で落札したと宣伝し、実際は安価で落札することが不可能で手数料を取る詐欺事件です。
今回ステルスエデュケーション(Stealth Education)とは国民の認識を変えるために、それが教育をしているのに教育じゃないようにふるまっている国の動きを見て感じました。
批判されようが何だろうが、その意図が伝わり国民に準備をさせる事で責任を回避しようとしているのではないか。
騒がれようが何だろうが、年金が破たんしますよ、そのために各々準備してくださいねと言う意図が伝わり、そう考える人が増えること。
そう教育された人が増えればいいわけで国としてはもう隠し通せないと思うほど、年金が追い込まれていると言う事じゃないかと思います。
先日T本さんと同席した個人年金を取り扱う保険会社の方もその通りだと言う話をしておりました。
つまり、もうどうしようもないけれどもいきなりじゃ大混乱になるし、情報を出し続ける事でそれが常識だという教育を刷り込みたい。
だから批判でも肯定でもその認識が広まればいい訳であって、国がネットやメディアにお金を支払ってそのニュースを取り上げるように動いているのではないか。
私はそう感じてしまいます。
つまり、国はもうどうすることもできないから気づいてねと助かるためには自分で助かろうとしないと生きていけませんよと警告を促しているのだと思います。
再雇用もそうですし、働き方改革もそうです。
国の意図を考えると、もうそれはどうしようが避けられない事だと思います。
そう考えると、このステルスエデュケーション(Stealth Education)はいたるところで行われているなと思います。
ブラック企業なんかも新卒の人にこれを実施することでおかしい事が当たり前だと認識させるように教育をしていることになります。
時間を奪う事で情報を与えず、判断させない。
同じ情報をいたるところでずっと流していればやがてそれは刷り込みになり、ステルスエデュケーション(Stealth Education)をする側にとって都合の良い考え方をする人間になる。
となると、やはり多くの情報に触れるのは重要です。
自分がいる場所によって得られる情報が違います。
受動的な教育を受けることになるので、良い組織にいなければ悪い考え方を刷り込まれたりするということです。
だから、人と会うのは期待値が高いと思うのです。
そして良い組織に積極的に参加すべきじゃないかと。
疑問を感じない事が一番恐ろしい事で、戦時中の日本は非国民にならないためにお国のための死ぬことが称賛されました。
けれども、今の我々からしたら国のために死ねと言われたら関わっちゃいけないと思うはずです。
それはそういった刷り込みがされていないからです。
ということは、特定のメンバーの狭い世界だけで生きていくとその特定の少数メンバーの常識以外が異常だと考えるような教育を勝手にされてしまい、疑問を抱けなくなるかもしれないのです。
だからこそ、積極的にいろんな人に会う事が人生の期待値を上げる事だと私N島は思います。
それに気づいたのも、たまたま物凄く厳しいお客さんがいてその営業を私が担当したことがきっかけでした。
私以外、皆他の会社のトップ営業がそのお客さんの担当でした。
~社と言ったらその人だよねと言う人、まさに会社の看板の営業しかそのお客さんのところにきていなかったのです。
おかげでライバル同士がシェイクハンドして棲み分けをすることで争う事なくお互い売り上げを上げて目標を達成するなど協力をすると言う考え方を学んだり、高いコミュニケーションや人としての魅力はどこにあるかなど気づけたことが多かったです。
結果当時の私がコミュ障であることを認識できました。
そう、ステルスエデュケーション(Stealth Education)の恐ろしいところは自分の立ち位置、自分の常識が間違っているかもしれないことに気づけなくなるのです。
それはそうです、自分の所属している世界の常識が世間的に間違っていたとしても大人は誰も指摘してくれません。
自分で気づくしかないのです。
気づくヒントは他者からの情報にあります。
だからこそ、世界を広げる必要があり、人と会う必要があると私は思うのです。
新しい情報も人から来ます。
前回の私の記事と被ってしまう部分も多いですが、刷り込まれた状態という事の危険性をお伝えするために再度記載します。
私は両親が戦時の生まれです。
その両親は今の私から見ると、どちらも重度のコミュニケーション障害者に見えてしまいます。
その重度のコミュニケーション障害の両親に育てられ自動で毎日教育されたらどうなるか?
もうお分かりになりますよね。
そうコミュ障のエリートに育ち、それが間違っていることに気づかないまま大人になる事になります。
さらに、コミュ障のエリートになると話していてもつまらない人なので、人と会う場が与えられず、ますます過ちに気づけなくなります。
だからこそ、変なステルスエデュケーション(Stealth Education)をされないためにも、良い組織、良い人に会いましょう。
予定が空いていればアポは断らない。
私はそうしていますが、無理はない程度に刷り込み対策をしてはどうでしょうか。
論語においては過ちて改めざる、これを過ちというといいますが。
これはまだマシです、過ちに気づけているのですから。
問題なのは過ちて、過ちに気づかず。
これは致命傷です。
少なくとも過ちには気づけるようなそういった多種の考え方を得られる場というのは、後になって重要度に気づくものです。
家族、健康、時間。
当たり前にあると人はその価値に気づかなかったりするものです。
失ってはじめて気づく。
だからこそ、あるうちは主体性を発揮するといいのではないか、私はそう思います。
さて、第4回営業勉強会かた昨日の今日なので、早速サンプルになるように記事を投稿してみました。
本当はアイキャッチ画像はステルス機の画像なんかをアップした方が良いとは思うのですが、自分の記事はどうしても前職の会社のデザイナーに作ってもらった私のオリジナルロゴを使ってしまいます。
タグはこうだろうと思う単語を使いました。
この記事の下の方を見てもらえばわかると思いますがタグ付けされているのは・・・・
ステルスエデュケーション
刷り込み
意図
老後
教育
ステマ
コミュ障
過ち
N島
です。
記事のタグを押すと、過去にそれに関連した記事が表示されるようになります。
どなたかの参考になればと思います。
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