人の魅力とは?

N島

営業に限らずなのですが、以前に人としての魅力って何だろうなと考えた事があります。

前の会社の上司で一人と、前回の記事で書いたお参りに行くカリスマ営業もそうなんですが話がかなり魅力的です。

前の会社の魅力的な上司は、魅力的に見せるのは巧いのですが大事なところで裏切るのであまり深入りはしたくないのですけれども、魅力的は魅力的でした。

で、彼らの話の何に魅力があるのか?

そういった人を知る事で魅力の本質は何だろうと考えた事があります。

あくまで一面の話になってしまいますが、この二人の話に共通した事はエピソードでした。

魅力的ではない話は事実のみと言いますか、感情を動かされない話が多いのですが、この二人はエピソードで人の心を動かす話が多いなと私は気づきました。

そして、そのエピソードというのは必ず、人が出てこないとなりません。

つまり、自分が他人に何かしてあげた話か自分が他人に何かしてもらった話。

そこに魅力があるのだと私は思いました。

言い変えれば、人とかかわってなかったり、何もしてこないと何もエピソードが生まれないためどんどん面白くない人間になっていってしまいます。

なので積極的に人に会い、何かをしてエピソードを作りましょうと私は思います。

そのエピソードを面白おかしく自分に都合の良いように加工すればかなり魅力的なトークができる人になれます。

まあ狙わなくてもいいのですが、人とかかわって出来上がったエピソードがある方がより人と関係構築がしやすくなるし魅力的になると私は思います。

ただ、具体的にどんなエピソードかがないと伝わりにくいので、二つ例を挙げようと思っております。

1つは我らが有志、酒乱さえなければ物凄く良い人のH口さんです。

この話を聞いて、この人悪い人ではないと思った話です。

私は人の言葉には嘘がある可能性があると思っておりますが、行動と結果に嘘があるとは思えません。

このエピソードは行動が伴っているからこそ信憑性が増すと言う話です。

以前にH口さんは人材派遣会社の所長をしておりました。

その際に、H口さんが管理する派遣社員が犯罪に手を染めてしまい逮捕されてしまいます。

通常であれば、そんな社員は解雇ですし、後は会社的には野となれ山となれが普通の感覚でしょう。

家族があとはどうにかしろと。

ただ、H口さんはその際に家族に代わり不用品の処理、不動産の解約、本来なら廃棄料金を取られるような自動車をむしろ換金できるところを探し出し、処分してそのお金を逮捕された社員に渡すまでしてあげたそうです。

本来の自分の仕事の合間を縫って、営業成績にもならないし、1円の利益にもならない事をむしろ迷惑をかけられた社員のためにやってあげたというこのエピソード。

こういう話が多ければ多い方が魅力的に感じないでしょうか?

同様にもう一人のカリスマ営業のエピソードも記載します。

丁度この方とは同じ大手企業の営業担当のライバル会社の方でした。

私はこの大手企業が各社の看板営業が対応している厳しい企業でしたので、ここからNOを突き付けられないために必死でした。

そのため全部自分で把握するため、現場にも行きましたし、工程会議もすべて私自身で参加しました。

自分の工事業者も私の代わりに私の信用を上げてくれるような最高レベルの業者を投入し、完璧でも足りないと思いながら仕事をしておりました。

プラスアルファをどれだけ加算できるか。

そんな本気の取り組みをしていたのですが、このカリスマ営業が手配した工事業者さんがかなりいい加減な社長さんでした。

そして、一つの仕事を完成させるためにはそれぞれの工事業者がそれぞれの製品を正確に納品し上手く連携させなければなりません。

ところがこのカリスマ営業の手配した工事業者さんは作業のミスも多く、情報も適当で不確かな回答、そして自分のミスをしても私の会社が原因で滞っているくらいの事を平気でお客さんに言うような方で、何度も何時間も待たされたりとかなり足を引っ張られました。

当時必死で自分の仕事を完璧以上にこなす事しか見えていなかった私は、このカリスマ営業の方に何度もクレームを入れました。

以前にこの業者さんにいた優秀な社員がいた時はこんなことなかったのに、なぜこうなんだ?とか

かなり迷惑をかけられているので業者変えてくれないか?等、私は怒りに震えていました。

こっちはどれだけこの仕事を滞りなくこなすために努力しているのか分かっているのかと。

そんな中、のらりくらりとこのカリスマ営業にかわされていた私は、その意図を考えるようになります。

なるほど、ここまで言ってもこんなリスクのある業者を使うと言う事は何かしらこのカリスマ営業と業者さんの間にキックバック等の不正なやりとりがあるんだなと。

まあ、それを突っ込んでも仕方がないのでそこからは言う事をやめ、ちょっとこのカリスマ営業を私は侮るようになりました。

ただ、何度も仕事をするうちに仲も良くなり飲みに行くことも増えました。

このカリスマ営業が手配していた工事業者さんはその後しばらくして納税義務違反で追徴課税がきて、カリスマ営業の会社との契約を破棄され、倒産してしまいます。

そのちょっと前に飲んだ時の事です。

大分お酒も入っていた私はこのカリスマ営業の方に、こうまでしてあの業者さんを使うのは何か見返りがあるからなのかと核心を突く話をしてみました。

そうすると、このカリスマ営業は落ち着いた感じでこう言いました。

「それはよく言われるよ。なんであんな業者使うのか見返りでも貰っているんじゃないかといろんな人に言われる。でもそんなことはしていないし、あれほど口が軽く適当な事を言う人に見返りなんか貰ったらそれこそ大変だから絶対に受け取らない。よくそういう話もされたけれども、ご飯の一つとっても食わせてやったなどと大騒ぎされるのも嫌だから食事すら完全に割り勘にしていたよ。」

それを聞いた私は頭に浮かんだ疑問をそのままぶつけます。

「じゃあ、なんであんなミスの多い適当な業者使うんですか?」と

するとこう言われました。

「いや、確かに仕事も適当だし、クレームにもよくなるよ。俺も不正を疑われてまでも使わなくていいよなと思い、何度も業者変えようかなと思った事はある。だけど、それでも俺の代わりに深夜のお客さん対応をしてくれているし、あの人もそんな評判だから俺が仕事ださないと会社が回らなくなっちゃうんだよね。ずっと仕事をあの会社に出してきた俺が仕事出さなくなったら、間違いなく倒産するだろうし、あの社長にも家族がいて社員がいる。その家族や社員、社員の家族の顔まで考えるとどれだけクレームになっても俺が守っているうちはその生活は守られるからね。だから業者変えられないんだよ。」

そう言われショックを受けました。

確かにと。

そして、自分の仕事の視点でしか考えていなかった自分が恥ずかしく思えました。

これも言葉だけではなく行動で本当の事だと分ったので、物凄く魅力的な話だと思わされます

視点を変えてみればそうだよなと、自分が許せば守られる人もいる。

マネージャーの仕事や上の人間の仕事の大半は「許す事」

そして、人にやってあげたエピソードやしてもらったエピソードが魅力の源泉なんだなと思いました。

だからこそ、普通の人ができないような事を人の為にやりましょう。

すると、自分もそういった事をしてもらえる人間になります。

そういったエピソードの積み重ねが人間の魅力になるんじゃないか。

私はそう思います。

後日談ですが、ここまで守られていた社長さん

このカリスマ営業が仲介をして別の業者さんに入社させてあげたそうです。

そしてその別の業者さんもその社長の借金を肩代わりしてあげて、使ってあげていたのですがいい加減すぎて何度も怒ったそうです。

元社長のプライドもあってか、それに耐えかねたこの方はやそこを突如辞めてしまいます。

にも拘わらず、このカリスマ営業の方に感謝も報告もなかったそうです。

この方を守る価値があるのか悩まされる話ですが、それでもこのカリスマ営業のやった行動は私のように感動させられる人間もいるわけですから決して無駄ではないと思います。

なので私は人の魅力はエピソードにあると思っております。

そしてエピソードを産むのは行動と人とのつながりです。

だからこそ、実行をしましょう。

なんでもやってみる事で得られる物も多々あると思います。

これもGIVEの話に通じるかもしれませんが、自分は人の為に何ができるか、それを考え実行することがまた自己研鑽に繋がるのかもしれません。

コメント

  1. アバターhitsujisuke より:

    とても素晴らしい話ですよね、今の今、やはり自分のことしか考えてない自分がいます。
    客観的に自分を見る訓練が必要ですね。
    ありがとうございます。

  2. njima2njima2 より:

    俺はこのカリスマ営業に上に立つ人ってこういう人だなと学んだのもあるよ。

    許す事と言うか、人が自発的にこの人の為にと思われるような人にならないと上には立てないってことだなと。

    結果を起点に考えるで記載したバフェットの話じゃないけれども、誰かに愛されたいと思ったら自分が愛されるに足る人間になるしかないと言う話と同じ。

    上に立つ人になりたいと思ったら、他の人がこの人を上にしようと祭り上げてくれるような人間力のある人にならないとなれないって事じゃないかな。

    自分の視点の少なさにちょっとダメージを受けた話だけれどもね。

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