天井と青天井、そして節約とインカム

N島

さて、営業の話とちょっと違う気もしますが今日も記事を投稿

いつネタが切れるか我ながらビクビクしていますが、ネタがあるうちはきっと誰かの役に立つ事もあると思って記事を書いていこうと思います。

本題に入る前に司馬遼太郎氏のように「余談だが」と余談マニア的な内容を書こうと思います。

T本氏も言っていたように、どこかで聞いたうっすらとした知識は営業の役にも立つでしょうし、私の年代の情報は若い世代の雑学として役に立つかもしれません。

ということで、まずは天井と青天井のお話から。

この言葉の意味を書きたいわけではありませんが、言葉の意味を知っておけば何かの時に雑談に使えるかもしれません。

天井とは皆様のご存知の通り、家の天井です。

これは相場やギャンブル用語で言うと、賭け金に限度がある事、MAXBETに制限があることを指します。

パチンコ屋さんのスロット台で言えば、最大不適中ゲーム数とも言えます。(スロット台には何回転させれば必ず当たるゲーム数が設定されている台があります。)

何回連続で外れたら必ず当たると言う救済措置ですね。

これらを天井と呼ぶことがあります、上限と言いますか、最大の高さと言いますか。

逆に青天井とは何か?

これは青空天井の事を言います。

つまり屋根がない状態で空が見え、その空自体を天井に見立てて青天井、略して青天(アオテン)と呼ぶことがあります。

青空は再現なく高さが存在しますので、相場用語やギャンブル用語で言うと投資金額や賭け金が無制限で上限がない状態

ポーカー用語でいうアイムオールイン(有り金全部BET)ができる状態を指します。

社会の教科書なんかでもでてくる、戦後の青空教室が語源なんじゃないかと私は勝手に思っています。

ここで司馬遼太郎氏の言葉を使わせていただきます。

余談だが・・・・

私がこの青天井という言葉を知ったのは私が生まれる前から有名だった小説「麻雀放浪記」です。

こちらの作者は戦時の生まれで阿佐田哲也という方です。

ペンネームは麻雀をしていて、「朝だ、徹夜だ」から取ったそうで、この麻雀放浪記は映画にもなったりもしていますし、何度もリメイクされています。

坊や哲(ぼうやてつ)という名前を聞いたこともある方はいるのではないでしょうか。

私が中学生の頃ですから今から25年前くらいに少年マガジンで「哲也」という漫画でリメイクされていたくらいです。

この麻雀放浪記にでてくる「上野の健(のがみのけん)通称ドサ健」というヒールの主役みたいな登場人物がいるのですが、こんなところでも学べることはあると私が思った話を余談に書きます。

この「ドサ健」というキャラはヒールなので言い方が悪い話しか出てきませんが、よくよく考えると正規のビジネスモデルとしても面白い考え方だと思える事をします。

「ドサ健」は玄人(パイニン)と呼ばれ、麻雀で弱い相手と戦って勝つ事でお金を得て生活していました。

ところが段々とドサ健は有名になっていき、弱い相手が彼を避けるようになりはじめ、生活が困り始めます。

そこでドサ健は考えます。

自分と麻雀で勝負してくれる弱い相手がいなくなってしまって、困っているのだから・・・・

ないなら作ればいいのではないか?

そう、自分と麻雀で勝負してくれる弱い相手を生み出せばいいのだと。

こうしてドサ健は麻雀教室を開いて、全くの素人を麻雀好きで、自分が勝ちやすい麻雀の打ち方をするように多くの人を楽しませながら教育をします。

結果ドサ健はずっと牧場で畜産をするかのように、自分にとってのカモになる相手を延々と作り出し続けたのです。

ない物は作る。

これは麻雀やギャンブルのように投機性のある話だけではなく、すべてに応用が利かないでしょうか?

客がいなかったり、探している状況だったらそもそも客を0から生み出す考え方とでもいうのでしょうか。

先日のT本氏の記事に武井壮のクリケットの話があったかと思います。

最初にクリケットを作り出し、それを広めた人、自分に都合が良いようにクリケットのファンを作り出し続けた人がいたのかもしれません。

まったくもってドサ健の麻雀教室と似てないかと一瞬私は思ったのです。

つまり、価値の無いところから価値を生みだすこともできるということをこの麻雀放浪記で学びました。

一般ウケしない書籍ではありますが、物事に無駄なんてないなと思います。

で、元々は天井と青天井の話から節約とインカムの話をしようと思っておりました。

私N島は最もサラリーマンに向いていない人種でありながら、17年近くサラリーマンをしています。

もう少し、生きることに本気だったら過去の時点で修正できていたかもしれませんが、そもそも私が生きる事をナメるのをやめたのが2015年くらいからで、劇的に行動に移し始めたのが2017年の頭くらいからです。

なので早く苦手なサラリーマンを卒業したくて仕方がないのですが、過去に支払ってきた怠惰のツケを今も支払い続け、怠けた事に対する刑罰を懲役というような形でサラリーマンとして使役しています。

過去の怠けた罰に対しての懲役にしては長いなと感じていますが、怠けるとはそれだけ重罪なんだなと納得はしています。

そんな中、どうやったら模倣犯としてサラリーマン懲役から早めに釈放されるかを過去にもずっと考えておりました。

それが節約とインカム(収入)の話です。

私N島はギャンブラーであり、経済活動家で日本の経済を私が回しているんだと言う自負を守るため節約を一切しません。

だから未婚なんじゃないかと詰められてもおかしくはありませんが、節約という考え方が実は非効率だからと思っている節があります。

バランスが難しいのですが、お金は使う必要のないお金は使わなくてもいいと思いますが、ここぞという時はそれこそアイムオールイン、オールアイハブ!!と叫んで有り金全部出す事も成功するには必要だと思っています。

節約しすぎると、思い切りの良さと言うか本当にチャンスの時に一歩前に踏み出す勇気が作れないのではないかと思う1つのいい訳と・・・・

それ以上に最初の言葉、節約は天井があるんです。

節約しながら思い切りの良さを持てるのが本当のお金持ちかもしれませんが、少なくともチャンスだけには怖気づかないでいようと私は思っているため、節約しないのと・・・

同時に節約の限界が非効率に感じてしまうのです。

節約とは与えられた分から減少を食い止める手法です。

言い変えると、与えられた分を超える結果は出せないのです。

給与で考えてみましょう。

例えば手取り25万円あったとします。

ここから奇跡の節約をして、24万円節約しました

無駄な交通費も食費も使わず、1万円で一か月を凌ぎ切りました。

やり切った感を出し切っても、効果はどうやったって25万円を超える事がありません。

つまり、節約の効果には天井がある。

上限があるんです。

ところが逆に、インカム。

稼ぐ方ならどうでしょうか?

25万円を給与とは別に稼ぐ事は物凄く大変です。

ですが、稼ぐ事には限界がありません。

青天井です。

50万円稼ぐ事だって不可能ではありません。

節約はインカムの上限を超える事はありえませんが、インカムを伸ばすことに上限はないのです。

だからこそ、節約に力を入れるより、青天井の稼ぐ事。

そちらに力を入れた方がいいと思っております。

株やFXの買いと信用売りにも同じことが言えますね。

株の通常の買いは株価どおりで買って、それより高い株価で売れば儲かりますが、それより安い株価で売ると損をします。

ですが、倒産しない限り、0円にはなりません。

1株1000円で買った株があったとして、この株の価格は倒産しない限り1円~∞円のどれかです。

1000円を超えればいくら儲かるか分からない一応青天井です。

倒産をしなければですが。

逆に、信用売り(お金を預けてその分預けた金額分を信用分としての取引をする)をした場合。

1株1000円で持っていない株を他人に借りて売る事ができます。

これが、売りから入っているので1株10円や50円になればその差額が儲かります。

信用売りで1株1000円の株を売って、10円に株価が下がった場合は1000円で売って10円で買い戻すわけですから、1株につき990円儲かります。

ただ、売りから入ると儲けは天井があります。

1株1000円で買った株が倒産しなければ、株価が下げれる範囲は1~999円です。

逆に売ったのに株価が上がってしまった場合、株価に上限はありませんからリスクは青天井です。

1株1000円で売ったのが株価3000円になってしまったら、1株につき2000円で買い戻さなければなりません。

そしてその株価はいくらになるかは分からないという青天井。

なので信用売りは怖いと言われております。

天井と青天井の話と節約とインカムを増やす話リンクしないでしょうか?

私が節約をしないのは、節約の限界に挑戦するよりも収入(インカム)を増やす努力をした方が青天井の可能性があるのと、チャンスに怖気つかない勇気が持てるのと、人との接点を持てるからです。

節約のために人と会う事を回避したら本末転倒です。

なので、節約よりも稼ぐ方法探した方が青天井な分効率が良いのではないか。

私はそう思います。

天井と青天井、節約とインカム、何を選択した方が良いかはここによると思いますが、個人的にはメリット狙いは青天井、リスクは天井ありにしたいと感じます。

株式会社もそうですよね、有限会社も。

倒産や負債の責任に限度がある、天井がある。

株式会社は資本金分の責任しか負いませんし、有限会社は有限と言うだけあってリスクに天井がある会社です。

だから社会的信用が低いと言われますが。

ところが合同会社だけは社長は無限責任社員です。

リスクに限界がない・・・

つまりリスク青天井。

こういうのは避けたいですよね。

読んでくださった皆様はどう思うでしょうか。

こんな考え方も参考になる方がいれば幸いに思います。

コメント

  1. アバターhitsujisuke より:

    とても素晴らしい!
    N島さんが未婚なのは、女性を泣かせるからですよ。

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