【コラム】将来なくなる仕事・そうでない仕事

T本

皆さんは自身の仕事をどのように捉えてますでしょうか?
また、AIを強敵とみなすか、または無駄だった単純労働をやってくれるパートナーとみなすか
どちらでしょうか?

私は「営業職」は不滅だと思っています。
なぜなら人の気持ちを理解し、気持ちに寄り添う仕事だからです。
これからは本物の営業マンだけが残ります。偽物のテクニシャンは破滅します。
営業勉強会で「営業力」を身につけましょう!!

■AIと仕事
オックスフォード大学で発表された、今後10年から20年程度でなくなると予測された仕事の一部(調査対象となったのは全702職種)をご紹介しましょう。

将来なくなると予測された仕事の例
銀行の融資担当者
スポーツの審判
レストランの案内係
動物のブリーダー
電話オペレーター、電話営業マン
給与・福利厚生業務
レジ係
娯楽施設の案内係、チケットを切る係
カジノのディーラー
ネイリスト
クレジットカード申込者の審査業務
弁護士助手
ホテルの受付係
電話販売員
時計修理工
税務申告代行業務
データ入力作業
彫刻師
苦情の処理・調査担当者
薄記、会計、監査の事務員
検査、分類、見本採集、測定作業
映写技師
メガネ、コンタクトレンズの技術者
殺虫剤の混合、散布の技術者
義歯制作技術者
測量技術者、地図作成技術者
造園・用地管理の作業員
建設機器のオペレーター
塗装工、壁紙張り職人
(英オックスフォード大学のオズボーン准教授の論文より抜粋)

なぜなくなるのか。事例で解説
機械が代ることも可能な仕事

ではなぜなくなるのか、事例でいくつか解説しましょう。

例えばスポーツの審判は、ビデオ撮影による映像判定が既にプロスポーツの世界に浸透しています。

映像解析技術や動体を自動追尾して撮影する技術などは急速に進化を遂げており、試合進行を管理する主審にあたる仕事以外は、現時点で既に機械に代わることも可能になっていると言っても過言ではありません。

また、レジ係については例えばイトーヨカドーやマルエツ、ヤオコーをなどを利用したことがある方なら御存知の方もいるでしょうが、スーパーマーケットではすでにセルフレジを部分的に導入しています。
しかもその成果は著しく、レジ係の人件費削減に成功した事例として経済新聞紙などでも取り上げられています。

また「彫刻師」ですが、彫刻作業の代表的事例といえば日本では印鑑や表札があげられますが、印鑑や表札はすでにパソコン画面で指定したとおりに刻印できる機械があり、年々進化を遂げ、その仕上がりレベルは「巧」と呼ばれる職人レベルの域に既に到達しています。

その他にも例えば

将来なくなる仕事となくならない仕事一覧

測量や用地管理
首相官邸に落下したことで注目を集めたドローンを使った測量や建設用地の管理は既に建設現場の一部で利用開始されている

電話オペレーター
人件費を抑制するためにAIを活用したコールセンターの技術開発にみずほ銀行が開発に着手している

ネイリスト
機械に差し込むだけで自動的にネイルを施せる機械が登場し、導入しているサロンが増えてきている

等々、オズボーン氏の論文を裏付ける数々の事実を現時点で多数あげることができる状況であり、単なる「予測」として片付けることができない、現実的な指摘であることを理解しておく必要があります。

絶対に将来なくならない仕事とは創造性や独創性
AIに奪われにくい仕事のジャンルを図解

では逆に、将来においても人工知能やロボットに取って代わられる可能性が低い職業とはどのような職業でしょうか。

野村総研が定量分析を行い、公表した日本の職業の一部を事例として紹介します。
将来AIやロボットに代替される可能性が低い職業例
アートディレクター
アロマセラピスト
医師
インテリアコーディネーター
映画監督
カウンセラー
ケアマネージャー
経営コンサルタント、中小企業診断士
ゲームクリエイター
コピーライター
シナリオライター
社会福祉施設指導員
獣医師
柔道整復師
商業カメラマン
ソムリエ
教師
俳優
はり・きゅう師
美容師
保育士
マンガ家
ミュージシャン
料理研究家
レストラン支配人 等
(NRIニュースリリースより一部抜粋)

なくならない仕事の特徴はコミュニケーションや人間が感動したりする事がヒント

同じ分析・調査方法に基づいて導き出された10年後になくなる可能性が低い職業の特徴をあげるなら

創造性や独創性が問われる仕事
他者への人間的な理解が問われること、あるいは前提となる仕事
といったことをあげることができます。

例えばアートディレクター、映画監督、ゲームクリエイター、コピーライター、シナリオライター、マンガ家などは創造性がなければ務まりません。

また、医師やカウンセラー、ケアマネージャー、保育士、福祉指導員などが代表的例ですが、これらの仕事は、機械的な分析だけでは容易に理解できない「他人の気持ち」を理解できることが必須の仕事であり、ロボットには代替困難です。

以上

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