何故雇用が存在するのか

N島

さて、人が人を雇う事、いわゆる雇用ですが、何故そもそも雇用が存在するのでしょうか?

これも言い方は色々あると思います。

私も他力の協力が必要だと思ってはいますし。

大きなことを成し遂げるために全部一人ではできなきからとか、餅は餅屋に任せるために専門家に依頼すると言う事もあるかと思います。

時間は有限なので、自分じゃなくてもできる事を他の人に任せて自分は違う事をやってより大きな仕事をする。

世間的にはそう言った事を言われております。

ただし、本質を突いてしまうとどうでしょうか?

被雇用者、つまり我々は条件を見て判断しています。

その中で条件がいいところを選択していると思います。

ところが雇用者、雇用側はどうでしょうか?

雇用する側から見ると、自分が直接やっては割に合わないから、人を雇って代わりにやってもらいます。

逆に言うと、我々のようなサラリーマンは雇用者側が自分でやるには割に合わないと思う仕事をやっているわけです。

なので条件が良いようでも、実はそうではない。

何故雇用者から見て割に合わないかは、雇用者側にその仕事に対してのスキルがないとか、好きじゃないとか考えられます。

ただ、被雇用者になると言う事は少なくとも他人が割に合わないと思う仕事をしていると言う事になります。

なので、割に合う仕事をしようと思ったら、結局はT本さんのように自分でやると宣言して割に合わない仕事を回避するようにしないとならなくなります。

人のやる事には必ず意図が存在しています。

終身雇用は守れないという言葉の通り、最近のリストラは本当にここが日本かと疑いたくなるレベルにシビアです。

雇用者側としては安価に割に合わない仕事をしてくれる良い労働力を得たい。

そうなると今の年齢で、その雇用者にその価格でその時間を切り売りする事は果たしてメリットのある事なのかを今一度振り返る必要があると思います。

おそらく、雇用者側は割に合わない価格帯(定年前の60歳などで年収が高くなる)になってくると、労基違反にならないやり方で退職に追い込むような事をよくやります。

リストラ部屋のようなものが昔はありましたが、今はそこまであからさまじゃない方法でそれをよくやっている光景を見ます。

そうなると、会社にしがみついてタコ粘りすると覚悟を決めても大体メンタルをやられて退職することになります。

そうなると不健康になって守ろうとしたものも同時に失う、これは絶対に避けるべきことです。

自分のブランドで価値が創出できないと生きれない時代はもうすぐそこまで来ています。

いつまでも若くないので、いずれ自分が動けなくなり、自分の代わりに若い人に代わってもらわなければならないような状況になって、雇用者側から雇用を打ち切られて何も準備していないと青天の霹靂のような事故に遭う事になってしまいますし、それは簡単に自分の身に起こりうることです。

なので事前準備が必要だと私は思っております。

セーフティーネットはセルフブランディングしかありません。

自分が作り出した人の協力関係のネットワークのみが自分の身を守ります。

社会は人が織りなすもので、人で構成されています。

人と繋がっていないと、社会に参加できません。

ただ、この状況を考えると、いずれ実際に終身雇用の権利を失った方々の50歳からの副業とか60歳からの副業と言った追い詰められてからの副業を必要とする方が増えると思わされます。

であれば、先に高齢からでも始められる副業の知識を蓄えておけば、その困った方相手に仕事ができるのではないかと思わされました。

ですが、高齢者向けの副業ビジネス詐欺も増えそうだなと思います。

そうなる前に信用と立ち位置を確立させておきたいですね。

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