表題ですが、元々は古典劇において役者が用いた仮面のことを指しております。
仮面という言葉のイメージが多いですが、心理学的には人格と言われているときもあります。
心理学者のユングが提唱した元型の一つで人が現実生活に対して見せている社交の顔(仮面)のことを指します。
日本語的に言えば外面(そとづら)というやつですね。
ゲームでも有名で、30歳越えてから唯一新しく始めて面白いと思えたRPGでした。
ドラゴンクエストの最新作がやりたくてPS4買ったのですがそれにたまたまペルソナ5がついてきたんですよね。
これ面白かったです。
ですが、今はペルソナというとマーケティングの言葉としてよく聞く言葉です。
ペルソナ(persona)とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことでを指し、マーケティング関連において活用される概念です。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルなどをリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
そして、その人だったらどういう購買活動を行うかなどを考えます。
想定を行うということですね。
具体例を挙げてみますと下記のようになります。
・ターゲット
20代〜30代、女性、主婦、料理好き
・ペルソナ
田中裕子
28歳
女性
専業主婦
横浜市都筑区在住
最寄り駅はセンター北駅
夫、長女(5歳)、次女(3歳)の4人家族
料理、カフェめぐり、ランチが趣味
Instagramで料理系のアカウントを日頃チェックしている
自身もレシピブログを開設している
友人とのやり取りではLINE、Facebookを使用することが多い
ママ友達と料理教室に通っている
ペルソナを設定することで生まれるメリット3つをご紹介します。
1. グループ内で、共通した人物像を形成することができる
グループ内で認識がズレたままでは、無駄な作業が発生したり、スケジュールが遅れるといったトラブルになりかねません。
ペルソナという1人の代表的な人格を設定することで、異なる分野の担当者とも共通の人物像をイメージすることができ、効率よくプロジェクトを進行することができます。
2. カスタマー視点の精度を高めることができる
定量データや多くの情報をもとに詳細な情報まで設定したペルソナは、1つの人格のようなものです。
ペルソナのニーズを満たすような製品を考えることは、そのほか多くのカスタマーのニーズを満たすことにつながり、結果的にユーザー視点の精度を高めることができます。ユーザー視点の精度を高め、カスタマーが求めるものを製品に集約すれば、製品の完成度を高めることにもつながります。
グーグル社の理念はユーザーに焦点を当てれば他はあとからすべてついてくるです。
ユーザー視点を持てば、ユーザーの行動原理を想定できます、そのためにもペルソナの設定は必要かと思われます。
3. 時間、コストの削減ができる
ペルソナを設定することでユーザー像が的確になれば、その後のプロジェクトの方針もはっきりとします。
プロジェクトの方針が明確になれば、本当に効果的なアイデアだけに絞ることができるため、作業時間、実施に関わるコストなどの削減が可能です。
とここまでは通常のペルソナと言うものの考え方です。
ところが昨日書籍を読んでいたら、ピンとくるものがありました。
それが、人は自分に関係ないと思うとその情報をシャットダウンすると言う話です。
よくホストなどの話で好意の対義語は嫌いではなく無関心という言葉があると思います。
これも物凄くピンとくる話で、自分に関係がないと言う無関係という状態の物やサービスはマーケティングとしても最悪です。
そうすると、どうやって自分に関係があると思ってもらうかが重要になります。
そのための、ペルソナになります。
どういう人かわからなければ、その人に関係のある情報を発信することはできません。
なので、無関係にしないということが大事だと思います。
そう考えると、自分がやっている事に対してペルソナを想定する必要があるのではないでしょうか。
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