おはようございます!朝活タイムです!!
今日は寝坊してしまい、7時前にマックにきました。。1時間も寝坊してしまった・・大切な朝の時間を睡眠によって無駄にしてしまった・・
恒例のブログ更新と読書をいつもどおりゆっくりと進めていきます。
最近思うのですが、「速読」ってあるじゃないですか?意味あるのかなっておもっちゃいます。私はまだその領域に達したわけではないのですが、絶対忘れるじゃないですか!だから速読しても何回か読み直す必要がありますよね、きっと。
読書=読んで書く です!アウトプットですからね。
さて、今日の読書紹介は医療関係の方以外はあまり興味ないかもしれませんので、興味ある方は読んでみてくださいm(__)m
■クリニック開業読本
開業の結果に満足か不満足かは、開業に至るまでのプロセスに潜んでいる、
開業するポイントは 場所の選定、スタッフ採用、患者の見積もりを考慮して計画的に進めていく。
開業後に経営が思わしくない医院は、ほとんどが無計画のまま開業している。
◼︎開業5年以内に潰れるクリニック増加
1.もはや当たり前になったクリニック倒産
2000年ー2015年までの倒産
病院114件 診療所241件 歯科医院172件
2.倒産すると再起が難しい理由
倒産したときの手段
①民事再生 ②破産のどっちか
破産は資産を全て処分して再建を断念することを意味する。
病院は半々を選択するが、クリニックは8割破産を選択する。
倒産時の負債額は
病院10億〜30億 診療所5億未満 歯科1億未満
病院は耐えられても、診療所に1億の負債は耐えられない。だから、資金不足か命取りである。
開業時には慎重に資金計画を立てることが大切。
3.開業リスク
破綻する理由
ここ十数年の間で、患者数は微減もしくは横ばいなのに対して、診療所や歯科医院は大きく増加している。一医院あたりの患者数が減っている。
診療報酬改定もありそちらも下落し続けている。
レセプトの審査も厳格化される中で、以前可能だった治療行為も今では難しくなっている。
患者減少、診療報酬改定、レセプトの厳格化
措置法26条
診療報酬が5500万円以下の場合に税金が優遇される制度
措置法26条の廃止も今後検討されている。
4.医科のかかえる固有の問題
科目により、開業時にかかる費用が大きく違う。
脳神経外科→MRI→初期投資大
産婦人科→分娩室、助産師、看護師24時間→大
心療科→聴診器、心電図、電車カルテ→低
皮膚科、小児科→レントゲン、医療機器なし→低
初期投資が必要な科目は事前に把握が必要。
開業場所 科目により配慮が必要
駅前が良いと考えがちだが、全てがそうではない。
心療科→患者の気持ちを考えて目立たない場所、ビルの4階、5階など
泌尿器科→一般と性病で入り口をわける
産婦人科→妊婦、中絶患者、不妊患者の待合室の区分をわける
「大切なのは患者の気持ちになって配慮すること」
意識すべきポイントを放置して最新機器などを導入
し、なぜ患者が増えないのか?と首をかしげる院長も多い。
5.歯科のかかえる固有の問題
医科に比べて歯科は、報酬が低いのに時間がかかる。医科の方が同じ時間でたくさんの患者をみれる
だから歯科は自由診療を取り入れている。
しかし、インプラントを含めた自由診療は簡単なものではなく、充分なスキルと臨床経験をもたない医師が行うとすぐにトラブルに発展する。
また、歯科のなかでも、一般、小児、矯正、口腔外科によっても患者に合わせた配慮が必要。
6.患者の選別眼が厳しくなっている現実
一医院あたりの患者数は減少しているが、同時に患者の医師を見る目が厳しくなっている。
以前とは違い、そこしかクリニックがないから行く
ではなく、患者は複数の医院から選択していることを理解しなければならない。
どのように患者がクリニックを選んでいるか
インターネットなどを通じて情報を得ているが、結果的には、友人、知人、家族の紹介やあるいは口コミが多数あるのがわかる。
患者が途絶えた例
あるクリニックで、風邪と診断されたが総合病院で検査したところ結核だった。そのクリニックの客足が途絶え、近隣のクリニックに流れたという。
ある歯科医院で幼児を診ていた医師が、母親がとなりにいるにもらかかわらず、泣き止まないことから怒鳴ってしまった。その後、幼児の通う幼稚園、またその兄の通う学校から患者が来なくなり頭を悩ませた。
7.スタッフ確保が困難な理由
斡旋業者が優秀な看護師、衛生士を確保しており、クリニックからスタッフ紹介料を確保できた3カ月なり半年間で回しているという一例。
8.法的規制の対応も経営者の仕事
構造上、一体性を保たなければならない。
外気に触れない形で医療スペースを確保するようになっている。
9.悪質な開業コンサルタントに注意
開業コンサルタントは国家資格ではなく、名乗ろうと思えば誰でも名乗れる。
また、医療機器、内装工事など特定の業者しかすすめてこないコンサルタントには注意が必要。
◼︎開業に成功、失敗するクリニック
1.必要なのは経営者としての自覚と意識
院長はクリニックを開業した瞬間から、経営者としてスタッフとその家族の生活を背負うことになる。
この様な意識をもっている人は多くはない。
中には、クリニックをたたむことがあったら勤務医に戻ればいい と考えている人も少なくないことから、経営者としての目線を持ちづらい可能性もある。しかし、クリニックとして活動し発展を望むのであれば一般企業と同じく利益も追求していかなくてはならない。
そのためには、患者の求めるニーズをとらえて、経営を行なっていくという強固な意識と継続する姿勢が大切。
さらにいえば経営者としての自覚は開業すると決意し、準備する段階から認識することが重要。
2.開業の失敗パターン 開業場所を誤る
居抜き物件は気をつけよ
居抜きの理由が評判の悪さなら、看板や内装などを新しくしてオープンしなければ、以前の悪評が残ってしまう。
居抜きの理由を探らずに経費を優先し安易にオープンすることはおススメしない。
都市部思考を改めよ
都市部は激戦区である。患者獲得が容易でないことから、むしろ医療過疎地が優位性がある。
3.開業時の失敗パターン スタッフの数が多すぎる
必要以上の人件費で、経営を圧迫してしまう。
大規模病院で、白い巨塔のように看護師や研修医をぞろぞろ連れてあるくことになれた医者も多いなか、開業後も同じような環境に身を置きたい人もいる。
ひとつの例
なにがなんでも10人集めたがるクリニックがあった。理由はとりあえず人数合わせとのこと。
スタッフの数は、クリニックの診療科目と来院患者数できまる。
開業後に集患できずに、スタッフへ退職を促すケースもある。そうした場合、ほかのスタッフの士気もさがる。このような事態を回避するために開業当初から適切な人員配置の検討が必要。
4.開業時の失敗パターン 設備に投資しすぎる
開業時にあれもこれもと設備をそろえてしまいがち。特に大病院の勤務医だった人は最新の設備が当然のようにあったことから買い揃えてしまう。
過剰人員は最終手段として、解雇の道が残されているが、設備投資は支払いが終わるまで継続するほかない。
歯科においては内装のデザインや設計、家具にお金をかけるあまり、当初の予算の2倍、3倍になってしまうこともある。一等地の客層と自由診療にあわせてるのであれば妥当、そうでなければ逆に敷居が高くなり敬遠されることもある。
要はTPOを考えなければならない。
◼︎開業を成功に導くためには開業計画が不可欠
集患にてきした場所はどこなのか、適正なスタッフの人数は?医療機器の購入は資金的に問題ないか?
本当に必要なものなのか?
1.模擬シュミレーションで物件を決める
クリニックを開業するには物件の決定が大前提
①テナント ②集合医療施設テナント③自己所有
の選択肢があり、決定方法は収入と支出をすべて計算し調達資金を算出する。
そして資金調達が可能かを判断して物件の規模と場所を選出する。
はじめに
・1ヶ月あたりの生活費をだす 30代では50万円、40代では100万円で考えている人が多い。
次にその生活費を確保するためには診療収入がどれくらい必要かを逆算する。
1日の来院患者数を過去の開業例をみながら予測。
※診療科目にも差がでる。
診療日数✖️1日あたりの患者数
収入を出したら次は支出
設備資金と運転資金分けることが可能
2.開業までのスケジュールをつくる
逆算
保健所のチェック→内装工事→開業まえのスタッフ指導、接遇など
3.開業計画は効率的、合理的に実行
医療機器、工事、融資の打ち合わせを1日で終わらせるように業者や銀行などを一気に呼ぶ。
銀行の融資が下りない例もある。
歯科医師として、経験が浅く臨床経験が必要となった場合。
4.開業計画は2年スパンで考える
大病院の勤務医を波風立てずに退職することは、開業後の連携がスムーズにいく。
二年あれば、希望物件も見つかりやすく求人募集も余裕をもってできる。また勤務先の病院で退職する看護師を引き抜くことも可能。
医療機器は開業している先輩などに確認し、慎重に選ぶことができ、場合によっては代診として実際使用することも可能。
資金調達も二年あれば十分にできる。
5.開業後の落とし穴に注意
診療計画の売り上げよりも少ない場合は、通常とれる診療報酬点数を加算してない場合がある。
診療内容と点数の確認が必要。
スタッフ一人の都合で診療を断っているケースもある。早く帰りたい、昼休みをちゃんととりたいなど。
◼︎開業に必要な7つのポイント
1.資金調達方法
医科で2000万円、歯科1000万円が望ましい。
昔と違い、給与に差がある分、自己資金を調達するのは容易ではない。
みずほ銀行、みずほクリニックアシストがドクターの開業支援の商品を打ち出している。
これは運転資金5000万まで、設備資金含めて有担保融資1億円まで。無担保融資5000万円まで
原則連帯保証人不要となる。
また、県により医師信用組合がある。
2.物件探し 昼夜の人口の差を意識する
たとえば、オフィス街であれば日中はOLやサラリーマンであふれかえるが、夜は静かになる。集客ポイントは日中ということになる。
客層がはっきりしたら、客の心理を探る
頭痛や軽い風邪であればオフィスの一階のクリニックで診てもらうとなるが、不妊やリウマチなど長期治療が必要であれば、地元に帰ってじっくりみてもらうとなる。こうした患者の心理を理解すること。
歌舞伎町のクリニックはホストやホステスが多いことから、深夜から早朝に開業している。
・物件探し 暗黙のルールに注意する
開業地においての有力者 政治家の家系、医師会の重鎮などの影響力が強い医院が同じ科目で開業していないかを確認する。
・物件探し 出身大学をチェックする
自身と関わりの深い病院の近隣であれば、定期的な紹介など連携が取れるが、そうでない場合は、まったく関わりのない大学病院のエリアに開業した場合は、今後、その大学病院と関わりのある医者が開業した場合、集患や連携が厳しくなる可能性もある。
逆に同じ大学の先輩が開業している場所に近すぎることも敬遠される可能性もある。
3.物件選び テナントは上下左右をチェックする
テナントを借りるリスク
上下左右にクリニックねとっては望ましくない業種が入る場合がある。飲食店、パチンコ店、バーなど。賃貸契約時にこうした業種が入ってないこと、またビルオーナーに対しても今後入らないようにする内容を交わすことが大切。
しかし、こういった契約内容が難しい場合は、好ましくない業者が入りづらい物件を探すこと。低層ビルなど
・物件選び テナントの定期借家と広告規制に注意
テナントにおいては、市町村の条例によりルールや広告規制が違う横浜のビルやデザイナービルは看板を禁止、もしくはオーナーの意思で禁止されている場合もある。定期借家契約のほとんどは10ねんいないで設定されていることが多く、途中で解約するリスクもある。
・物件選び 医療モールは奪い合う
医療モールは専門の科目が集まるため、集患の相乗効果が期待できる。また、広告規制も少ないので、早期に認知度を高めることができる。
また、複数クリニックが存在することから、院長間のコミュニケーションやスタッフにも目が行き届く。
デメリットは複数クリニックがあることから診療科目によっては患者を奪い合う可能性がある。
複数クリニックに気を配り、コミュニケーションを培っていく必要がある。
・物件選び 土地を購入してクリニックを建設
診療圏調整をして、集患が見込める場所で且つテナントがなければ開業にとっては究極の理想型といえる。テナントではない分、一から思いのまま設計することができ、将来親族経営の複合型での相乗効果も見込める。
しかし、万が一経営がうまくいかなかったときはやり直しがきかないリスクがある。
・物件選び 将来の願望も視野に入れる
4.開業時期 最悪の選択は8月
気温が高く、外に出る人は少ない。またお盆休みなどで稼働日と減り、客足も遠のく。
開業にベストな時期はケーセバイケースだか、患者数がもっとも見込める時期の二カ月前が好ましい。
二カ月の間でスタッフ教育などの準備をする。
科目ごとにより異なるが、例えば耳鼻科であれば
二月の花粉の時期が繁忙期であれば11月ごろがベストといえる。
5.スタッフ採用
労働条件に細かい人は採用しない
クリニックの集患はスタッフによって決まることから、オープニングスタッフは特に注意する必要がある。
次のうち、ひとつでも当てはまる人は必ず問題を起こす。
①入室から退室までに常識を欠いた点がある
椅子をひたら戻さない、靴を揃えない、コートを脱がない、香水がきつい。
②労働条件や待遇に関する質問が多い
残業、有給、昇給など細かい人
③以前の勤務先の悪口をいう
④清潔感がない、もしくは派手すぎる
⑤喋りすぎる→患者の話は聞かない
質問書きを有効活用する
試用期間の態度をチェックする
経験者、未経験者をバランスよく採用する
エリア外のスタッフを採用する
開業を見込んだ雇われ院長であれば、長く働くと貯蓄がしやすいように給料アップを売りにする。
6.リースを超える場合はリースを避ける
7.開業時には専門分野に特化する
専門分野に絞ることで
初期投資が抑えられる。
患者を積極的に紹介してもらえる。
仮に皮膚科、泌尿器科で開業したら、内科は見ないことを近隣のクリニックに伝えておけば好感がもて、患者を紹介してくれるケースがある。
また専門分野に特化することでスペシャリストになり、遠方からも足を運んでくれる患者が増える。
◼︎信頼できるパートナーと継続するクリニックを開業する
開業コンサルタントの見極め
・実績をチェックする
・ホームページで判断せず、直接会うこた
・ミーティングの時間も、日曜、祝日など柔軟なコンサルタントがよい。
・スタッフサポートあり
・開業後のフォロー
スタッフの態度、清掃など覆面調査が必要
信頼できるチームにすべてを委ねる
医療機器ディーラー、薬剤、商材屋、内装工事、不動産屋など
開業後も信頼できるパートナー
税理士は医療に特化、また税務調査に強い
医療法人化を視野にいれた会計事務所の選定
社会保険労務士、生保損保、宅建主任者など
パートナーには熱意と誠意と求心力が必要
面倒くさがりのほうが繁盛している
外注委託、専門分野は専門家に任せた方がよい。
増患のポイント
・患者本位のサービスを心がける
常に患者のニーズや不満を把握し患者に対してより高度な治療を提供する姿勢が大切。
患者は「待ち時間」と「治療の効果」を重視している。クリニックの方針よりも患者を優先する。
診療時間なども柔軟に。
・スタッフを大切にする
スタッフに対して利益相応に還元する。
院長よりもスタッフのほうが、来院患者数、一日の売り上げを把握している。
スタッフが定着しないクリニックは患者も減っていく。行くたびにスタッフが入れ替わっていると患者は安心しない。
スタッフの高いモチベーションが大切。
院長のスタッフへの思いやり
・常に全力投球はしない
言い換えると常にニュートラルでいること。
開業直後の過剰なサービスは避ける。ペース配分が大切。
・病院連携 診診連携を意識する
大病院との連携、他クリニックとな連携
自身のクリニックで不足していることも、他院で補っくれることで、結果患者にとってベストになる。普段からのドクター同士のコミュニケーションと互いの配慮が必要。
以上です!!
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