【読書】ざっくりわかるファイナンス

読書

連投です!
今後起業するにあたり、お金の流れを知ることは必須だと感じています。しかしT本は文系なので全然理解できません。。
ここで頭の悪さが発揮されます。私はとても数字に弱いのです。
しかし、ここは力技でなんとか理解し活かせるようにしたいとおもっています。

こちらも箇条書きのメモですがどうぞお楽しみください。4000字ありますので(笑)

ファイナンスとは「企業価値の最大化」を図るための意思決定に役立つ道具。 

意思決定=投資、配当、資金調達

アカウンティング=会計

ファイナンスはあくまでもツール、それをつかって何をするか

−会計と財務の違いは?

会計は利益を扱い、ファイナンスはキャッシュを扱う

利益=売上ー費用のこと これは、商品を仕入れた、あるいは販売した時点で損益計算書にのる。

→これが会計上の利益とキャッシュの残高が合わない理由である。

黒字倒産=利益はあるのにキャッシュがない 取引先からキャッシュを回収できず倒産になる。

キャッシュフロー=入金と支払い

会計が扱う利益には、会計基準がある。日本には日本の会計基準。

会計は調整できるが、キャッシュは調整できない キャッシュは嘘をつかない。

−過去か未来か?

会計とファイナンスでは時間軸が違う。

会計=企業の過去の数字を扱う

ファイナンス=企業が将来生み出すキャッシュフローを扱う

経営者は「現在の投資」と「未来のリターン」のバランスを考える必要がある。

簿記とは会計の中のほんの一部でしかない。

市場=マーケット 負債=デット 株主=エクイティ

−財務会計と管理会計

企業会計とは、財務会計と管理会計の2つ。

それぞれ目的が違う。

財務会計=外部に報告するための会計 

例…株主、税務署、金融機関

管理会計=経営者、管理者が企業経営に利用する会計

会計は現状を把握するために必要

−財務三表

決算書=

賃借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の3つ

損益計算書=会社の売上、利益や損失がいくらかを示す。

賃借対照表=左側に資産、右側に資本と負債 この左右の合計が同じ、バランスをとっていることからバランスシートとという。

資本=資本金と余剰金

どういう形で資金調達し、資本なのか負債なのか

それをどのように運用しているのか。

−資金調達の方法 2つ

有利子負債の調達 デッドファイナンス

株式発行による調達 エクイティファイナンス

有利子負債は大きく2つ

銀行借り入れ

社債

企業が金融機関から借り入れする場合の流れ

投資家=預金者 が投資(預金)する→投資された金融機関が融資をする。

−資本と資本金

バランスシートの話

資本金と余剰金は、企業を立ち上げたときに払い込んだお金と、今まで積み上げてきたお金。

利益が出ていれば、増えるのは資本

変わらないのは資本金

資本=資本金+余剰金です。

資本金は、会社を立ち上げたときに最初に用意したお金。

余剰金は、毎年の利益でたまってきたお金

余剰金=株主配当、役員報酬わ払い終わった残りの積み重ね

−売掛金と買掛金

流動資産=すぐに現金化できる資産=現金、預金、有価証券など

掛け=すぐ現金で支払うのではなく、月末払いなどの条件があること

この掛けは、支払いが済むまで会計上は「売掛金」となる。

−約束手形

受取手形 商品を販売したときにキャッシュでなく、掛けで受け取る

支払手形 材料を仕入れる際にキャッシュでなく、掛けで支払う

−棚卸資産

商品が販売されるまでの在庫のこと

−固定資産

現金化するのに時間がかかる資産

有形固定資産=土地、建物、機械設備

無形固定資産=株式、有価証券、特許権、営業権など

−流動負債と固定負債

流動負債=すぐに返す必要がある負債 支払手形、買掛金

短期借入金=金融機関から借り入れたもので、決算日から一年以内にかえすもの。

固定負債=すぐに返す必要がない負債 

長期借入金=金融機関から借り入れたもので、決算日から一年以上

そのほか社債など。

−5つの利益

売上総利益=売上高ー製品のコスト

営業利益=営業活動から生み出された利益

経常利益=営業利益と営業活動以外から発生した利益

税引前当期利益=企業のすべての活動からでた利益

税引後当期利益=税引き後に最終的に残った利益

−営業利益重視の時代

企業では、本業で儲ける力が重要視されている。

−損益計算書が原因、バランスシートが結果

−投資活動キャッシュフロー

ここては、企業が何に投資しているかが分かる。

有形固定資産と減価償却費をみれば、投資活動に積極的かどうかわかる。

投資はキャッシュアウト 営業活動はキャッシュイン

この2つがプラスになれば、投資を補填できるほどの営業キャッシュがあるということ。

−財務活動によるキャッシュフロー

企業にとってキャッシュが外に出ていく活動となるので、マイナスになる。投資と営業を併せてマイナスになる場合は、資金調達が必要

 この「財務活動によるキャッシュフロー」を見ることで、その企業における営業活動ならびに投資活動におけるキャッシュの過不足の状況や資金の調達方法を把握することができる

−融資も預金も投資である

投資家とは、未来に利益を得るために事業などに資金を提供する人

投資家には二種類

1株主

2債権者、銀行なども投資家

−無借金経営の債権者の発想

株主は企業がどんどん売上が上がることを求めている。

債権者は企業の安定を求めている、それゆえ、有利子負債を増やしたがらない。

無借金経営だからよいというは、債権者の見方である。

−株主と債権者のマインドの違い

株主が売上を求める理由は、企業の売上から、コスト、税金、債権などを支払った残りが配当というかたちでまわってくるから。

債権者と違い、安定よりも売上思考になる。

■ファイナンス 基本のキ

−三つの意思決定に関わること

企業は事業活動を行っている。つきつめると、事業活動とは何かに投資を行っているということ。

事業活動を行うにあたり、いくらかかり、どこから資金調達を行うのか、銀行から借り入れるのか、株式発行なのか、意思決定をおこなうこともファイナンスである。

ファイナンスは

投資の決定、資金調達、配分の決定 の三つの意思決定がある。

そして、これらは企業財務というコーポレートファイナンスという分野である。

三つの意思決定の目的は、企業価値の最大化である。

-会計からファイナンスへ

薄価とは、買ったそのときの原価のこと。会計限界説はここにある。

−ファイナンス上の危機とは

ネガティブなイメージのリスクだが、アメリカでは、危険、あるいは機会と捉えている。

つまり、プラスかマイナスかはわからない、将来的な不確実性を表している。

リスクマネジメントとは、ブレーキではなく、衝突回避システムであり、また衝突してしまったときには最小限のダメージですむようなエアバッグである。

わたしたちはリスクを避けるのではなく、リスクに見合ったリターンをあげているのかを考えるべき。

ファイナンスにおけるリスクの本質は不確実性とバラツキにある。

−リターン=利回り=収益率

利回りとは、投資した元本に対して、一年間でどれだけの収益が得られたかの割合

−期待収益率

−ハイリスク ハイリターン

高いリスクを負うなら高いリターンを求めよ

リスクフリーレート=国債に投資した場合に投資家が期待するリターンのこと。

リスクプレミアム=リスクフリーレート以上のリターン

リスクのある投資で得られたリターンから、リスクフリーレートを引いたもの。

社債は、金融機関の借入と同じようにあらかじめの契約によってリターンが決まっている。

株式は、業績によって配当がなかったり、株価が下がるなどでリターンの確約がない。

また、企業が債権を発行した場合、利息分はクーポン券になっている。

たとえば、五年満期の社債で年に二回利息が支払われるという場合、一〇枚のクーポンが発行されます。これを証券会社に持っていき、お金に変えてもらう。

−負債コスト

資金調達のコスト

銀行などの債権者に払う利息。債権者が投資に対して、求めるリターンのことを負債コストという。

−株主資本コスト

株主が企業に対して求めるリターンのこと。株主によって企業へ求めるリターンの考え方が違うため、考慮した上で株主資本コストを求める必要がある。

株主資本コストの求め方にはキャプエムをつかう。

企業が債権者に払う負債コスト、株主資本コストとのことを「資本コスト」という。

この資本コストがファイナンスでもっとも重要な考え方である。 

経営者にとっては株主資本コストのほうが、負債コストよりも負担が大きい。

しかし、損益計算書の営業外損益、支払利息として表れるのが、負債コストなのでどうしてもそっちに目がいきがち。

もし株主の期待に応えられなかったら?

株主は同程度の企業を探し、リターンを求めるために、株を売り始める。

株主の期待に答えられない→株を売る→株価下落

ここまできて、はじめて株主資本コストを認識する。

企業にとっての守りとは、できるだけ資金調達コストを抑えること。

-お金の価値はいつ受け取るかでかわる

ファイナンスでは、明日のお金より今のお金の方が価値がある。

この考え方を理解すると、企業価値の最大化の重要性がわかる。

お金の時間価値には

将来価値と現在価値がある。

利息の計算方法として、単利と福利がある。

単利:100万円を年率5%で運用するとする

  100×(1+5%)=105万円

利息が5万円つく。105万円になったら5万円引き出し

また100万円から始める。

これを次の年も同じことをすると、5年間で25万の利息がつく。

福利:5万円を引き出さずにそのままにしておく。

105×(1+5%)=110.25万円

これを次の年も同じことをすると、5年間で27万円の利息がつく。

このように利息が利息を生むのが福利である。

現在価値に(1+利率)を掛けると、将来価値になります。  

将来価値を(1+利率)で割引くと、現在価値が求められます。

永久債とは

満期がなく、永久に利息が払われる債権のこと。

−事業価値と非事業価値

ファイナンスにあける事業価値は、資金提供をしてくれた投資家の価値。

−減価償却

使えば使っただけ、どんどん価値が下がっていく機械設備の価値の減価分をその耐用年数に応じて、費用として計上したものです。とはいっても、実際にはキャッシュが会社の外へ出て行くわけではありません

−回収期間法

投資した資金が何年で帰ってくるか。

−レバレッジ効果

借り入れをすること。有利子負債を増加させること。

レバレッジはてこを意味する。動かないものにてこの原理で動かすということ。現状の自己資本だけでは動かないものを借り入れをして動かす。

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