さて、今日は朝のマックをさぼりました。久々に休日に8時まで寝ました。
なんていう清々しさでしょうか!たまにこういうのもいいのかもしれませんね。これから30分ほどウォルマートで読勉してから
IKEAいって、念願の本棚を購入しようとおもっています。
本棚を買えば、気になる本を大量にオトナ買いできるようになります!BOOKOFFで大量購入してやる!!
買ってもあとから見ないという意見もあるので、見るだろう数に厳選したいとおもいます。
古い本でも100円の本でも、私にとってはまだまだ読書が慣れていないことを考えると、新しい本にこだわることもないかなと。
ということで、前田さんの人生の勝算をどうぞ。
人生の勝算
■人は絆にお金を払う
小学生時代に、お金を稼ぐために、アコースティックギターの路上ライブをはじめた。そこでは、オリジナル曲のほうが価値が高いと思ったが、誰一人客は足を止めない。
そこで、お客な立場になって考えてみた。
自分なら足を止めない。音楽に関していうと、聞いたことのない歌よりも一度は耳にしたことのある歌のほうがいいのではと、仮設を立てた。そして、お客の様子を見ながらレパートリーを増やし、カバー曲を繰り返し披露するうちに、だんだんと足をとめた。
Do→Check→Provisional→Do これが計画
葛飾区ではどんなに頑張っても月500円が限界。なぜだろうと考え、葛飾区の住民は人にお金を恵むほど余裕がないのでは?と仮設を立てた。そこからエリアを変えようと決意し葛飾区の500円を使い、セレブのイメージがある白金台までいった。葛飾区と同じ様に、当時流行っていた19,ゆずなどを歌ったが、結果は葛飾区以下。そこでさらに思案した結果、葛飾区の住民と白金台の住民では、待ちゆく人の身なりに差があることに気づいた。そこで流行りものをやめて、往年名曲をカバーした結果、多くて月10万円稼ぐことができた。
試行錯誤の結果、たどりついたのは、「濃い常連客をつくる」ことだった。
濃い常連客ができる3つのステップ
step①会話のキャッチボールが成立する
会話をするための材料をつくり、かつツッコミをいれてくれるように仕組む。歌メニューの設置で吉幾三や、テレサ・テン、松田聖子をつくる。そのボードをみたお客からは、小学生が?と疑問をもち、話しかけてくる。これが最初の仕掛け。
抽象化→お客さんが忘れているけど見ただけで思い出や感情を呼び起こす仕掛けが必要。
step②時間差でリクエストに応える
会話が成立したら、そのうちお客さんからリクエストがきた。松田聖子の白いパラソル。時間差とは、その日歌うけど、オリジナル曲を挟んでからとかではない。そこで歌っても高いお金を払ってくれるわけではない。まだ知らないとはっきり伝え、一週間後の同じ時間にきてくれたら「あなたのために歌えるようにしておきます」と約束をとりつける。一週間という時間を、リクエストした女性のために費やし、あなたのためという女性にとっては、特別な時間と歌になる。
抽象化→人が感動したり幸せを感じたりするのは、結果だけではない。結果や、ゴールまでにたどり着くためのプロセスにある。プロセスがあって結果という生き物に感情が生まれる。
step③ここではじめてオリジナル曲
どんなにいい歌だろうと、通りすがりの人はオリジナル曲なんかに耳を傾けない。ただし、すでにお互い特別な存在になった白いパラソルの女性は、オリジナル曲に耳傾けてくれて、心に刻みながら心で聴いてくれた。一週間という時間が女性にとって特別な時間となり、松田聖子の歌を超えた瞬間、
ギターケースの中には1万円がいれられた。
ビジネスも他のストリートミュージシャンも、同じで、一方通行にこちらの想いをぶつけるだけでは絆は成立せず、その時点でモノ対人になってしまう。ヒト対ヒトにするには、他者への想像と思いやりをもって関係構築に集中しなければならない。
では、最初と今とでなにがちがうのか?
答えは「絆」
最初はゼロだったお客さんと自分の絆が、時間をかけてじっくりと育っていく。いわば「絆」という魔法のコトバをかけられた全く、別の価値をもった曲に昇華する。
こうしていくつかのストーリーを共有することで、離れない常連客になる。
絆=コミュニティが不可欠な理由
①表面上の価値以上に、絆、こころで紐付きや、裏側にあるストーリーに価値を感じて消費すること=収益、売上になることが、ひとつの指標となることをかんがえれば、いかに自分の周辺に濃いコミュニティを形成できるかが、ビジネスにとってはむしできない。
②コミュニティの形成に、必要なのは先天的なものよりも、後天的な努力の絶対量である。一定数の努力と適切なプロセスを踏めば、誰もが良質なコミュニティをつくれ、ビジネスは加速する。
−モノから人へ スナックの客はつながりにお金を払う
ビジネスにはスナック流の経営術が必要である。決して、美味しい酒はなく、料理も豪華なものでもないし、場所によっては大したものがでるわけでもないが、つぶれない。
お客は何を求めてきたのか?
そこには、ものではなく、ママにたいする絆に対価を払っている。
お肉屋さん、八百屋さんとちがって絆をもとめてきている。だから景気に左右することなく、またママの経験からのアドバイスには、他にはない価値がある。ここはキャバクラとは違う。
完璧な人間でないほうが、弱みをみせることのほうが、お客さんからしたら頼りなく見えるが、かわいくも、みえる。
家族に近いコミュニティだからこそ、トラブルも起きるが、そのとき常連客同士でなだめ合う。
スキがあること、閉鎖的であること、共通の仮想敵をつくることがコミュニティを深めている。
−インタラクションがクオリティとなる価値観の再定義
世の中のひとが、エンターテインメントに求めるものは、インタラクションのひとつだけ。
インタラクション=双方のやり取り
今の時代に必要なインタラクションとは、支えてくれているオーディエンスのところまで降りていくようなコミュニケーションである。丁寧に対応し、双方でコミュニケーションをとることにより、濃い常連客、ファンとなり繋がりができる。
■外資系投資銀行でも、求められたのは思いやり
−宇田川さんから学んだこと
どんなに会社でずば抜けた個人成績でも、一人では地球は動かせない。一人でできるのは、せいぜい1まで。しかしチームであれば10にも100にもなる。チームで動くため、その他多数を動かすため、自分から相手を好きなることを習慣づけた。そして、名前を呼んで挨拶することからはじめた。
スポーツであれば個人プレーもよし。
しかし、ビジネスは団体競技である。とにかく人に好かれなさい。と繰り返し繰り返しアドバイスを受けた。
人に好かれる方法ではなく、好きになる方法のほうがよっぽど大事です。
−メンター藤井さん
どんなに電話をかけてもでてくれない、どんなに朝早くしても投資家のお客様と話すことができない。
お前の仕事は、投資家にアドバイスすることではない。
お客様との接点を増やし、こいつバカだなと思ってをもらえるかどうか。
前田はプライドが高すぎる。
−コミュニケーションとはさらけ出すこと
バカをしてまで、自分をさらけ出すことにコミュニケーションの道は開かれる。
どんなに高いステータスの仕事も結局はバカを演じれるやつが勝つ。
仕事を頼みたいかどうか、それは人間味や愛嬌があるひとに頼みたくなる。
−営業で勝つためにはニーズの見極めがすべて
投資家に電話営業するときは、とくに相手の立場を想像して、仕事内容に合わせてほっと一息ついた頃合いを見計らって電話をする。だからくだらない話なんかもできる。
また、マーケットの、動きが激しいとき、そうでないときに合わせて話す時間も長くて1分ほどにしていたりする。電話をするしないではなく、するけども話す時間を調節するなど、相手の立場に合わせることが大切。
−瞬発的仮設思考力
お客さんと話すとき、相手が今、どう思っているのか、何を考えているのか、どんな話に興味があるのか、など瞬時にいろんな仮説を立てることが得意である。また、ある程度相手が、話すだろう内容、質問も仮説の中で準備ができているので、突拍子もないことでも、柔軟に対応ができる。
−ハードスキルより重要な人あたりセンス
ビジネスの世界では往々にして、優れたスキルや、高度な知識、情報量をもっている人がいる。しかし、彼らは重宝されることはない。なぜならそういったハードスキルを持った人はたくさんいて、代替できてしまうからである。
ハーバード、スタンフォード、名門ビジネススクールを出た人はそのへんにゴロゴロいる。そのなかで、「飲みに行こう」と言われるには、やはり人間味が大切だということ。
数値では、人は動かない。人は感情で動くのである。
−思いやりとは他社の目を持つこと
塾講師時代の話。英語を教えていたが、なかなか生徒が予習をやってこない。自分の都合であれば、罰をあたえるだけとなるが、客観的に、相手のモチベーションの源泉はどこにあるのかと考える。ふとしたとき、英語が話せるようになると女子にモテるよねとつたえた。さらに、伝えるだけでなくて、話して見せて、実際にイメージさせた。すると生徒はきっちり予習をやってかるようになった。彼のモチベーションの源泉はモテたい。にあった。
このように同じ空間を共有していても、個々に目的が異なる。
相手の源泉を、日頃から観察して見抜いて実践できるようになれば、部下は育つしコミュニケーションスキルがみにつく。
コミュニケーションは相手の立場にたつこと。いたってシンプルです。
どんな仕事でも頑張ること
頑張る=見極めてやり切る
たまに新卒の中に、ずば抜けて成績出す人がいるが、これは会話能力やスキルなどではなく、やる気です。他とは違う考え方でやる気、モチベーションを高くもって仕事をこなすから結果がでる。
エネルギーを源泉として、積み重ねたひとが勝ちを獲得することができる。
モチベーションは、あらゆる仕事術にも勝る。
−決めている強さ
兄は昔から、一貫してブレずにいきている。家族との時間を過ごすことが兄にとってのトッププライオリティ。僕は仕事に狂うと決めている。なにかを得るには何かをすてなければならない。トレードオフ、選択の集中となる。
−起業と南場さん
事業会社における経営能力や胆力、事業立ち上げに必要な泥臭いオペレーション能力は、また別のもの。
前田くんが考えているのプランなんて、この世界で100人はいる。大失敗して借金を抱える可能性もあるし、社員を雇ったところでその後ろにいる家族を犠牲にする可能性もある。
そこまでカバーできるのか。
必要なのは
修行、実業、胆力
ビジネスとは、正しい方法でやればやるだけ、成果が出る
成果が出ないのは、やり方が正しくないから。
人生に失敗したり、夢破れたりした人で諦めた人の多くは、実はどれだけ夢に近づいていたか気づかなかった人である。
夢はどれだけ手を伸ばしても到底届かないものであるが、それでも全力で手を伸ばし続ければ1ミリは近づく。
チャンスをつかめるのは、全力で手を伸ばし続ける人である。
−SHOWROOM立ち上げにむけて
事業開発するビジネスパートナーを自分と同じ匂いのする、東京の東側のヒトを選出し、事業開発前にSHOWROOMが世の中の人に対してなにをするか、どこを目指すかの理念を共有した。理念、わ決めてしまえばあとは走り続けるだけだからだ。
挫折1
とうとう完成し、メジャーなアイドルに動画を配信してもらうよていで本番に臨んだ。しかし事件は起きた。
配信が止まる、ギフトがとばない、コメントも途切れ途切れとなってしまい、大変なお叱りをうけた。
挫折2
ギフティングが起こらない。つまり売上げが立たない。
社内外から、厳しい意見も寄せられた。まだ1週間しかたってないのに、SHOWROOMいつやめるの?と言われたこともあった。
努力をすればなんとかなる!とおもっていたけども努力の仕方がわからない。途方もない業務量と過剰な労働で頭がぼーっとしていたこともある。暗闇のなかを走っているようだった。
そんな中でも根拠のない自信を、メンバーと、語り続けていた。
渋谷のスターバックスで寝落ちするまで働いた。そして誰もギフティングしない、自分たちでやらないと売上げがあがらないのではないくらいまでいった。
それでもチームで地道な努力を続け、仮設検証を繰り返しながら3ヶ月がたった。
動画配信サイトの、百貨店はいくつもあったが、SHOWROOMは圧倒的な熱量があるアイドルに特化した。
人を動かすのは圧倒的な熱量だからだ。
そうと決まれば、ライブ配信可能なアイドルをスカウトするために駆け回るしかない。
地下アイドル、メジャーアイドルなど、なんにもつてがないにも関わらず、あたりまくった。
キャスティングしたアイドルをすべてリスト化して、毎日ライブ会場に通い詰めた。
来る日も来る日も、熱気を帯びたファンと一緒に盛り上がり、見様見真似で振り付けも覚えた。
もはやオタクにも負けないレベルまでに。
ライブ現場でマネージャーやアイドルに直接交渉を重ね、アタックしまくった。SHOWROOMってなに?なんて散々聞かれたが、とにかく泥臭く売り込んだ。
知名度も、なにもないことから失うものはなく
怖いものもなかった。
それも、自分たちの事業に絶対の自信をもっていたからである。
電話営業もかかさず行い、毎日芸能事務所にアタックし続けた。最終的にこぎつけたアイドルグループは160,
述べ500人になった。
−愚直な営業で信頼にこぎつける
当初、ひとりのソロアイドルがおり、地下アイドルのなかでも人気を誇っていたアイドルが、SHOWROOMの配信に積極的に参画してくれた。そこから徐々に地下アイドルにSHOWROOMが広まり、アイドリングの派生新人ユニットのアイドリングネオが参画してくれた。そこからさらに、中堅芸能事務所との接触も増え、CからB、BからAとランクが上がっていった。
→小さな成功の積み重ねから大きくなっていった。
足と時間を使った、地道な営業活動は何も持たない段階では、必要な作業であると、見極めました。
しかし、SHOWROOMのブランド価値、素人演者に活躍の場を与えるには、ビッグネームの参画が、必要で、素人が有名アイドルなどのビッグネームと同じステージに並べるために、秋元康との面会を希望した。
最初はDeNAの南場さんから紹介→撃沈
2014年、ソニーミュージックと業務提携し、再度、秋元康をしてもらったが撃沈
2015年の夏、秋元康がロサンゼルスにいく情報がはいり、ロサンゼルスへいくことに。情報提供者の計らいもあり、秋元康と会食することが実現した。
→日本じゃないところで、相手のフィールドから外したほうが話せる確率は上がるのでは?
結果、前田裕二と仕事をしよう!ということで広まっていった。
−アメリカ人はルールづくりに長けている
日本人はつくられたルールのなかで、成果を出そうとして愚直に真面目に成果を出します。
米国は世界のルールと、箱をつくり、そのなかで各国に競争させるのがうまい。アメリカでは、既存のルールの質を高めるよりも、ルールブックを新たにつくる発想をする。
−危機が訪れたとき
事業として、ミスをしてしまった場合、先方に多大なる迷惑をかけてしまった場合、責めるべきは担当者や責任者ではない。経営者である、社長自身である。
社長は孤独だとおもうから孤独になる。そうでないとおもえば孤独ではない。
危機に直面したときこそ、社員に対しての愛情をそそぐこと。気配り気遣い、すべてそう。
どんな事業をやるにしても、
皆とやりたい。たとえそれが農業だとしても。これを全身全霊で愛情をもって伝えること。
情熱と努力次第で、人はどこまでも高みにいける。
前田裕二の人生の勝算は今はっきりと見えている。
終わり
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