【読書】影響力の心理

読書

こんばんみ、さて、明日は夏休みをとっています。私は3日ある夏休みをバラバラに3連休にくっつけたりして利用していました。なぜかというと、休み過ぎてしまうと体が完全なオフモードになってしまうからです。それと、連休中に毎朝マックにいっていたらちょっと気持ち悪くないですか?仕事だから朝早く起きて読書するけども、7連休すべて読書する自信がないです。。
3連休くらいなら問題ないのですけども、時間がいくらでもあると思うとついついだらけてしまうんですよね。だからこそ仕事の始まる前とか、合間とか、終わってからとか限られた時間だと思うから精いっぱいやろうとおもいます。
明日から3連休ですが、土曜日は餃子パーティーなので、明日と日曜日は朝の読勉をします。

さて、こちらの本ですが、ちょっと前に読んだ内容で、メモの量は21000字です。
しかしまあ、なんとも怖い内容です。人間の心理をついてます。これから私が起業して継続するには、心理作戦も重要なのかもしれないです。
ぜひぜひ読んでみてくださいm(__)m

影響力の心理

−権力の恐ろしい実験
心理学者フィリップジンバルドー
ランダムに学生を選出し、囚人と看守に別け実験を行った。数時間ご、囚人役は看守役の学生たちによって、精神的に苦痛を受けるようになった。
彼らは、現実的には友達であるにもかかわらずです。
唯一違ったのは、看守役の学生が、突然パワーをもったこと。

他人に影響をあたえるということは、要するに「場を支配するということ」

この本は、自分が支配者であるにもかかわらず、誰もが皆、支配者の感覚になる。誰もが自分のほしいものを手に入れ多様な、気分になる。

この本の2つの原則
●日々のコミュニケーションにおいて、相手の思考や行動に影響を与える方法をしっかりと理解すること。
自分の心理を操るトリガーを適切に学ぶこと。

●影響力とは、他社への敬意をもちす、他社を自分と同じくらい大切に考えているときこそ、より効果が上がる。

本当の影響力とは、他社に対しての行使されるものではなく、他社を通して行使されるもの。
相手に圧力をかけたり、洗脳したりせずに、他社を巻き込んで自分の得たいものを獲得する。

影響力を及ぼす力は、ツールにすぎない。これを膳につか合うか、悪に使うかはあなた次第。
ただ周囲が一緒に笑ったくれるほうが、ずっと、早くのぞみを叶えられる。

−影響力の定義−
①影響力の心理テクニックは、あなたに強力なパワーを与えるとともに、どんな状況でも他社に支配されないためのもの。

②影響力の特徴は、それを最大限に発揮すると、周囲の人があなたを、勝たせようとしてくることです。
あなたは、上司やライバルよりも、楽しく、争いのない平話な人生をおくることになる。

■影響力のしくみ
−人は何秒で他人の発言を信じるか
生まれつきの才能に恵まれていなくても、科学的な理論を學べば、誰もが強力な影響力を身につけることができる。

大切なのは、気づかれぬうちに他人に影響力を与える方法だ!
周囲があなたのメッセージを「真実」で「意味のあるものだと」考え、自主的に耳を傾け、応援したくなる。そんな、人物になる方法を学ぶのだ。

−繰り返し聞いたことが真実になる
私達は、しばしば他人の考えに基づいて自分の意見を形成している。
すべてを自分一人で判断するのは、時間がかかりすぎる。だから、一つの指標たして、普通の基準や多数派の意見を、最善の意見だと信じるようになっている。

おなじ意見が多ければ多いほど、自分の意見を決めるのも簡単。
私達は、一つの意見を何人から聞いたかほとんどの覚えていない。代わりに、「どれほど聞き慣れているか」を重要視する。
多数派の意見に流されるということ

ただし、多数派の意見というのは、有益だったからこそ、使い続けられている。
結局は多数派の意見が正しいのは事実なのだ、

問題は専門的な話になったとき、常に専門家から意見を聞くことができれば、正しい選択ができる。
ここの、問題は、ワタシタが意見の出どころを気にしないことだ。

ある特定の意見をしばしば耳にしているとは、私達は多数派の意見だと思い込み、真実だと勘違いしてしまう。
だれが初めに言ったのか、疑問を抱かなくなっていく。脳の認識は、誰が話しているか、ではなく
どれだけ聞き慣れているのかを重要視する。

そこで、あなたの登場
脳にとっては、たった一人で50回いうのと、50人から一回ずつ聞くのも同じことだ。

広告業界は、何度も語られた物事は真実になる
という原理に従っている。
人を思い通りに動かすには、できる限り、文章やメッセージで繰り返すこと。
→スタミナ太郎の話、綾鷹の話

■信じやすい情報にある4つの特徴
私達の脳は、繰り返し聞いた情報の方が処理しやすい。脳は処理のラクな情報を好む。

−覚えやすい名前をつける
例えば、言いにくいサプリメントのほうが、言いやすいものよりも早く廃る。

私達は、理解できるものは信用するし、未知のものには不安を感じる。

あなたが、冒険ツアーや、エキゾチックを紹介したい場合は変わった名前で非日常的を強調するほつがいい。ミチデあることは、むしろ強調すべきポイントだ。

耳に心地よい音にする
覚えやすい言葉は、記憶を助けるだけでなく、信じやすくなる。

無用な飾利を捨て、読みやすくする
一番見やすいデザインは、黄色の背景に黒のもじだと言われいる。

営業の心理学
顧客に買ってもらいときは
ライバルのいいところを10個上げてもらう。揚げられないのであれば必要ないと感じる。
そのあとに、自身のいいところを10個上げて提示する。

−選択肢が少ないほうが売れるわけ
選択肢が多ければ多いほど、相手は自分が誘導させられているとは、思わない。彼らは自分が一番ほしいものを自由に選ぶことができる。

しかし、実際には選択肢が多すぎると迷ってしまうし決断することを諦めてしまう危険性がある。
これを証明したのが、シャンプーや歯磨き粉でおなじみのP&Gである。

「ヘッド&ショルダーズ」というシャンプーを26種類も販売したが、売れ行きが良くなかった。
これを15種類に絞ったところ、売上が突然10%も伸びた。

選択肢を減らす大胆さをもてば、優柔不断な顧客はあなたについてくる。

−三択にすると必ず決まる
ポイントは適正な選択肢である。

もし、お客様が、すべての提案に対して拒絶の感情表現がみられたら、
「このように、選択肢がいくつかあることについて、どう思いますが?」
ときく。
ここでは、あなたが思いやりのあるひとをだと思わせることである。

−ライバルが優れているほど、売り込みやすい
何度も繰り返すことで、親しみやすくし(いいやすさ、語呂、わかりやすさ)で選択肢を少くして真実に思わせるというテクニックが使えない場合がある。
それは、ライバルが先に使ってしまったとき。

何かを信じ込んだ人の考えを覆すのは至難の技だ。
脳が繰り返されたメッセージを忘れるのはなかなか難しい。
例えば、2012年にモーガン・フリーマンが死んだというデマがインターネットを通して広がった。
噂は家族によって、否定されたが、それでも収束せずに、他のメディアで再度報道されたことがあった。

こうしたときに一つずつ潰していくのは、ほぼ意味がない。ではどうするか
「先行者とまったく同じやり方」で考えを上書きするのである。

まったく同じ写真、文字、テクニック、BGMで同じことをらすると、最初のうわさと新しい噂に繫がりが生まれ、連想されるようになる。

ライバルの製品や広告コピーに似せてメッセージをつくると、受けてはもともとのメッセージを連続テレビ小説しながら、オリジナルを連想する。やがて、令和メッセージを目にするたびにあなたのメッセージを思い出す。

つまり、ライバルがメッセージを拡散するたびに、新しいメッセージも拡散することになる。
政治的メッセージだろうが、事実の主張だろうが、製品の販売だろうが、他社のキャンペーンに乗っかると、より効果的だ。相手の労力をそっくりその摩利用できる。

−弱みを見せたほうが信頼される
すべての物事にはプラス面とマイナス面がある。
マイナス面を根性や力技でプラスに捻じ曲げると、相手は不快な思いをする。

相手に気づかれる前に、あなたからネガティブ要素を認め、スマートに振る舞ったほうが良い。
私達は、ネガティブな可能性を自ら認める人により信頼を置く。特に自分が詳しくないものにはそうだ。
どんな立場であれ、人間関係においては、
「信頼を獲得すること」が何よりも重要である。

この法則は、企業の評判といった広範なレベルと、個人的な評価のどちらにも適用できる。

ロレアルの宣伝文句
商品は高い!けど、あなたには使う価値がある。
→変更後の有名なキャッチフレーズ
 「あなたにはその価値があるから」

履歴書でも同じ
弱みをみせることのほうが、強見を並べまくったときよりも受かる。
しかし、弱みを長所が補ってくれる場合に限る。
弱みを見せながら、同時に長所を伝えると、結果として弱みが気にならなくなる。
→正直で信頼のおける人だと感じさせる。

■人の行動は6つの「基本的欲求できまる」
人のあらゆる行動は、人間の基本的欲求によって動機づけられる。
最も協力なのが、安心感、権力、社会的帰属意識、社会的受容、性、コントロール欲求

人により満たす欲求が違う。
先に相手のタイプを理解する必要がある。
大切なのは、どのように相手の欲求を満たすか、である。

★安心感を揺さぶる 臆病か大胆か
臆病な人
注意深く慎重、賢く、シャイな人物
こういうものは、用心するに越したことはありませんよ、今乗り換えたほうが賢明だと思います。

大胆な人
怖いもの知らずで、肝が座っていて冒険好きで勇ましい。
もし乗り換えれば、細かいこを気にせず、明日からでもイタリアのアルプス山脈でドライブができますよ。

★立場や権力で操る
リーダータイプ 積極的、やる気、影響力を持ち、勤勉で支配力をもつ。
こういうひとには、
このモデルは高価ですが、それは勤勉に働いた人だけが運転できる、ということです。
敬意を払い、道を譲ることさえあるみたいですよ。

自分よりも他人のからの承認におもきを置く人
あなたが決断をしたら、奥さんと娘さんのどちらが、より喜ぶと思いますか?

★社会的帰属意識で操る
社交的な人には、この車ならいろんな人を連れて出かけられますね!

一匹狼なひとには、この車があれば簡単に一人の時間をもつことができます。

★社会的受容で操る
周囲のひとに溶け込みたいタイプ
これがもっとも人気があり、みなさん購入している。

★性的ニュアンスで操る
この車があれば、どこに行こうと誰と行こうと、誰からも邪魔されることはありませんよ。

★コントロール欲求であやつる。
自分の生活を管理したい人
車があれば、友人を尋ねるときも、電車を気にする必要がありません。ご自身の都合で問題ありません。

−自分で自分を騙すとき
人は、新しい考えを受け入れることが得意ではない。もとからある考えを補足するほうが簡単だからだ。
そして、自分の意見を口にするたびにますます強固に信じ込むようになる。それゆえ、人を動かしたいときは、相手のもっている意見に注意したほうが良い。

一度出した意見が、拡散すればするほど引っ込めるときは、多大な労力がかかる。

−気が散る環境にいると人の意見に流されやすくなる
気が散る状態とは、脳がいくつかのことを同時に行っている状態。ひとつのことに集中しているときよりも外部からの影響を受けたり意見を変えたりしがちになる。

−セルフイメージは「誰かからの評価」で変わる
人は皆、自分のイメージの大部分を周囲の意見によって形成している。
つまり、希望する状態であるかのように接するだけで誰の性格でも変えられる。

まず最初に相手がどのような性格か、どんな価値観、意見をもっているか見極めよう。
そして、自分の提案は、あなたのもっている価値観と合っていると説明するとよい。
意外と、皆、自身のことをよくわかっている人などいない。

相手になってほしい性格をコメントするだけで充分。

−人は集団になると簡単に操られる
人間は集団を形成するようにプログラムされている。
組合を設立し、協会を作るのは私達が他人を必要としているからだ。
集団を形成すると、一人では実現できないような安全や、保護を得る。

しかし、集団にいると、自らの能力を放棄して、自分の判断を集団に頼ってしまうのだ。
集団が大きければ大きいほど、集団の大多数がリーダーの提案に従う傾向が高まる。

他人に影響を及ばしたいなら、気を楽にして一度多くのひとに語りかけたほうがいいだろう。
個々にメッセージを送るよりも集団へむけるよう心がける。

−暗示のほうが人は動く
キャッチフレーズ
お電話いただいとき、回線が混み合ってたらおかけ直しください!
は、客側の心理として、勝手に人気がある、皆買ってるという、集団凝集性がはたらく。

−自信を示す 三角ポーズ
我々は社会的地位の高い権威的な人の意見を頼る。
自分の発言力をアピールする方法のひとつとして間違ってはいないが、あまりにも乱用されている手法である。

指をくんで腕と指先で、三角形をつくる。
このジェスチャーは、強い自信をもち、自信がピークに達しているときに、無意識にでる。

交渉相手が娘のをしていたら、それは相手が簡単にこれないことを意味している。
親指がアーチ型になっていたらそれもまだまだ相手が強いということ。

−影響力を持っている人の振る舞い方
高い地位のひとは、落ち着いて、安定感があり自信がある。
低い地位の人は不安げで心配性で自信なさげである。
地位の高い人は聞き上手であり、何が起きても前もって考えていたかのように行動する。
地位の低いヒトは、驚きと不安に反応し、心配事をわめきたてる。

■言葉の魔術
−語彙の豊富な人は知的に見える
語彙の豊富さは、人間関係の豊かさに直結している。
また、クリエイティブで知的とみなされ、就職や昇進もしやすく、人よりも話を聞いてもらいやすい。

−賛同されると受け入れられたと感じる
同意することは、受け入れたということ。
また、賛同されるとしてもらうと、相手に対する鋼管度も上がる。

相手から話を聞き出して、「わかります、そうですよね」と言ってください。

−逆接ではなく、順接だと説得しやすい
例えば
①iPhoneは高いですよね、ということは[つまり]それだけ良い製品だということです。
②iPhoneは高いですよね、[ですが]それだけ良い製品のだということです。

これの、違いは肯定の接続詞であるということ。
順接のパワー
だからこそ
つまり
なので
付け加えるなら
その部分でいうと

−ネガティブ意見を先に持ってきたほうがいいわけ
逆接=前文を打ち消す
順接=前文とつなげる


君の報告書はよかったよ、しかし誤字が多い
君の報告書は誤字が多いね、しかしよかったよ
最後にポジティブで締めくくると相手の気分がよくなる。

また最後はポジティブな質問で締めくくる。
君の報告書は誤字が多いね、しかしよかったよ、いい報告書ができると気持ちいいがいいだろ?
→いい報告書ができると気持ちがいい、という本人の経験に基づいて訴えかけることで、感情を呼び起こし相手の期限はよくなる。

■私たちの脳はもっともらしい因果関係を探している
私たちが何かをカクシンするときは、そこに一定の因果関係を見出すことができたときだ。
「私たちは重力の存在を信じている、なぜなら物が落下するからだ」
多くの場合、われわれは背景にある原因を追求することなく、結果のみに注目する。

人が根拠としているものは、必ずしも真実である必要はない。

-もしくは をつかうと脳が混乱する
スムーズに自分の意見を受け入れてもらうには、先に相手を混乱させると有効だ。

「今日中に報告書をだしてくれ!もしくは、、」と言われたら、人はその続きを代替案が続くと思うだろう。仮にもしくはのあとに、同じ内容をいれたら
「今、もしくはすぐに」がきたら予想を裏切られて混乱する。
その直後で、あなたがまったく別のことを話始め、最後に質問をして締めくくると、相手の思考は理解しやすいほうに集中する。

例 報告書はランチ前に僕に送るか、もしくは昼食前に僕の手元においておいてくれ。ところでプロジェクトはどこまでいっている?なにが手伝うことはあるか?

このテクニックのいいところは、実際に選択肢がないにも関わらず相手に選択肢があるように感じさせると言う点だ。報告書を出してくレという内容は相手の脳に残っている。

また、この方法は相手が自分の思惑通りに動いてくれる可能性がかなり低い場面でこそ役に立つ。

■あなたを文頭に持ってくると強力なメッセージになる。

あなたは相手の視点になって
「あなたは僕抜きでも会議を切り抜けられそうでか?」ときけば、は話しの焦点は階技の出席の有無ではなく、一人で会議を切り抜けられるかどうかになっている。たいていこたえはイエスとなる。

また助けが必要なんだ、という代わりに
輔けてもらえないかな?というと良い。
主語が自分→相手なっている。
話している相手を主語にする。

結局のところ、われわれは正解を教えようとする人々に囲まれて育ったため人に判断を任せるのが楽だと感じてしまう。

−私たちという言葉で、連帯感をだす
人は皆、自分はチームの一員であるとう感覚を求める。そのため、コミュニティ意識を刺激するのは非常に有用な手法だ。
だから発言するときは「私たち」を使うと良い。赤の他人でさえ、ある種の連帯感を生み出す。

−本当の望みを引き出す質問法
どんな聞き上手な人でも調子の悪いはある。聞き手が話してと同じくらい興味がある話なんてめったにない。

相手の言葉を繰り返すことは、もし聞いてなくても関心があるという印象を与えることができる。

相手を会話に熱中させて楽しませることで、本当は何を望んでいるか、考え、理解させる機械を与えることができる。

人はいつも自分が心から求めているものを自覚しているとは、限らないのだ。

−会話のながれをコントロールする一言
たとえば、打ち合わせ時に、本質とは関係ないところに上司がこだわりはじめた場合、こういった状況で
人の思考を自分の引っ張りたい方向へ、誘導する必要がある。

「問題はAではなくBなのだ」

当初のトピックとは関係ない、別の話題へと流れを向けることができる。

−行動パターンを崩すと暗示にかかりやすくなる
私たちの行動の多くは、あらかじめプログラムされた一連の動作を、自動的に行っている。

たとえば、握手する動作もひとつひとつ意識することなく行っている。
何度も繰り返すことで行動パターンを脳が覚え、自動的に行っている。

なので、プログラムされたパターンから外れたことをすると、相手は一時的に混乱する。
プログラム外のことが起きると、脳が現状を認識するのに時間がかかるのだ。
この相手が混乱している一瞬に、シンプルで明確なものを提示することで受け入れてもらいやすくなる。

たとえば、上司にパターンを、崩した挨拶をして、給料を倍にしてくれといってもさすがにうまくいかない。ただ、来たるべき賃金交渉の際のために、自分には月給以上の価値があるという考えを植え付けることならできる。

ちなみにこの握手する中に、変な行動をするテクニックは、催眠術をかける前の暗示のときによく使う。

人の決まった行動パターンを見抜いて、それをくずせばその人は暗示を受け入れやすくなる。
重要なのは、相手に考える空きを与えないことだ。

−悪い未来を想像させると提案が通る
一般的に人の脳は、ポジティブよりネガティブに比重を置く傾向がある。
職を失った悲しみのほうが、職を得た喜びよりも強い。

一般的に人は、喜びよりも痛みを回避することに力をいれる。
積極的に幸せやポジティブな経験を求めるよりも、まず不快を取り除こうと、するようにできている。

だからこそ、コマーシャルの意図が、ポジティブな情報よりも、あなたのネガティブを解決できる形で宣伝をしている。

睡眠にお困りですか?
頭痛に悩まされている?
笑ったときの歯が見えるのが心配?

この心の仕組みを利用すれば、人は簡単に説得することができる。

あなたは、相手が直面している問題を指摘することから始めよう。それから解決策を提示する。

必殺の一言
「もし、今なにもしなければ事態は悪くなる一方ですよ」

−使ってはいけない6つの地雷言葉
①しかし
前の発言を否定する言葉になってしまう。

②試してみる
これには、わずかにでも成功しないニュアンスが負組まれる。これは、結果は保証できないがやる意志があるときに使う。=全力でトライします

③もし
試してみると同じで失敗のニュアンスが含まれている。また、相手の提案に不満があるかのように伝わってしまう。

④かもしれない、たぶん、おそらく
これらは否定も肯定もしない、単にメッセージがぼやけるだけ。

⑤〜だったのに、すべきだった、〜すればよかった
これは泣き言に聞こえる。こうした言葉で相手を過去へと連れてってしまうと現在に対する評価が悪くなる。あなたの提案に相手が反応するのは、現在だけなのだ。

⑥ない
この言葉は打ち消しの意味をもつ。完全なる否定。
「競合他社の製品は私たちの製品より優れたものではない」と言ったら、他社の商品を理解することから始まってしまうから得策ではない。

■権力のカラクリ 応援されるリーダーはどこが違う
謙虚さはコミュニケーションにおいて非常に重要だ。
リーダーに向けられる一般的な不満は、リーダーが自分は偉いんだ、という態度をとることにある。

本物のパワーとは、他社に対して行使されるものではなく、他社を通して行使されるもの。
周りの人々が義務感からではなく、自らを望んであなたに従う事で生まれるパワー。

偉くなると他人の顔を見る事が少なくなり、見ても相手の情報を真剣に汲みとろうとしなくなる。
特にネガティブなことは見ないようになる。

−頼み事に小さな付箋メモをつける
どんなに大きな権力も極めて小さな戦略から始まる。
誰かにお願いしたいとき、それが個人的なものであるほど、引き受けてくれる可能性が高くなる。

付箋メモで、「協力ありがとう!○○より」で効果抜群だ!
これは、超低予算で最大の効果を発揮する秘密兵器となる。

黄色い付箋に手書きでメッセージを書くと、何もしないときに比べてお願いを聞いてくれる可能性が2倍以上高まる。付箋をつけずにアンケート用紙を渡すと35%の人しか回答しないところ、つけると75%が答えてくれる。これは、むしろ偉そうでなく高感度が上がる。

−目に見えない贈り物をすると忠誠心が返ってくる
雑誌にはシャンプーのサンプル、スーパーの試食、企業のロゴ入り手帳の配布など
これらは、すべてお返しを期待して配られる。

しかし、今までの方法は商売の世界で長い間使われてたので効果が薄くなってきている。

人間の心理においては、お返しの気持ちを刺激する方法は今も強力なテクだ。
ただし、物を与えることにこだわりすぎるとうまくいかない。

ものにこだわりのがある人ばかりでない。
忠誠心や強い関心、重要なのは相手が何に価値をおいているか、何を求めているかである。

こちらが、手間と時間と関心に傾け、相手を特別に考えてると感じさせるのだ。
だから、ささやかな贈り物、なかなか手に入らないもの、お気に入りのサラミを送るほうがずっと効果がある。

ランチの時間にごちそうして、情報を与えるのも良い、相手がネタとしてつかえるようなトリビアをあたえる。本を無料でプレゼントするのもよい。
ライバル企業にも得するように、有益な情報をみんなでシェア。
相手のことを思った贈り物で、相手は自らお返しをしたくなる。

−贈り物の価値は渡し方できまる
贈り物の効果を上げるのに、値段はまったく関係ない。相手を特別扱いし、予期せぬ贈り物をすること。
つまり、誰にでも同じことをしていると思わせないこと。

渡し方の3つのポイント
特別、個人的、サプライズ

なにをわたすかではなく、どう渡すかだ。

お願いの仕方
自分がなにをしたかを言って、それからお願い事をいう。

誰かに借りができたときは、できるだけ早く返したほうが良い。なぜなら、親切なことをしたという認識は時間とともに変わってしまうから。

−共通点があると影響力が格段にあがる
人は、タイプが違う人よりも親近感を覚える人の話に耳を傾け信頼する。
親近感をを覚える相手とは、自分と似た行動をする人である。

人は1分間に話す単語の数が、自分と同じくらいの人をより尊重する傾向にあると証明されている。
また、自分と同じようなペースで動く相手にも親近感を覚える。
なぜなら、相手に一番好きなもの、自分自身を見出すからである。

間違いなく相手を思い通りに動かしたい場合は、
個人的な共通点だけでなく、二人にしかない、特別な共通点を見出す。

影響力を受ける実験
3つのグループにわかれる
1つ目のグループは、特に何も、知らされておらず48%の確率でその人物の影響をうけた。

2つ目は話し手の指紋と似たもので一般的だと言われた。55%の確率でその人物の話に影響をうけた。

3つ目はその指紋を持つ人は世界で2%しかもってないことを伝えられた。
86%の確率で影響をうけた。

つまり、共通点があるものが多ければつながりは弱くなり、少なければつながりが強くなる。

−初対面で必ず好意をもたれる振る舞い方
短い期間で相手と良い関係をつくる上での問題は、自分の行動に全力で注意を払わなければいけないこと。

長年考えた結果、一瞬で親密な関係を築き、話を聞いてもらい、自分を好きになってもらう方法は、
既にそうした関係であるかのように振舞うことだ。

すると相手も無意識に反応し、実際よりも互いのことをよく知っているかのように感じる。

あなたの態度がわずかでも変わると、関係全体に大きな効果を与えるのだ。
ただし、この行動は相手に少し変だと思われる可能性がある。なぜなら、初対面の対応とは逸脱しているからである。

だから相手が戸惑ったら途中でやめること。

→2回目にあったかのような雰囲気づくりが大切

−ウザくならない相槌
女性に好意を伝える簡単な方法は、あなたが彼女と同じものを好きなこと、あるいは同じ経験をしたことがある、と伝えること。

だからといって、相手が話しているにも関わらず、あなたがしきりに割り込むことは、軽蔑の眼差しや深いため息をつかれる。

重要なのは相槌のタイミング
相手が話終えるまで、二人の共通点を話すのを我慢すること。
相手が話し終わったらいかに興味があるかを伝え、自分にもまったく同じ経験があると伝えれば
思いやりのある人物だと印象づけられる。

−他社の目線の世界を意識する
共感とは、他人の感情を推し量る能力のこと。
相手を頭で理解し、感情レベルで関係を気づく。

同じ物事でも人が違えば感じ方も違うのだ。

共感とは、少しのあいだを相手の気持ちになる能力のこと。
同僚やパートナーの意識はどこにあるのか?相手は今何を見ているのか?何を聞いているのか?相手の信念や価値観はなんなのか?相手の一日はどのようなものだったか?これを、真剣に考えると相手のことがより理解でき、本人以上にその人を理解できる。

同時にあなたの行動も相手にも理解しやすく、いい関係を持ちたいと思う。
なぜなら相手の視点で世界を眺めるうちにあなたの考え方はが相手ににてくるからだ。

共感的な行動を取ることで、二人の間の緊張をほぐすことができる。

人は共感してくれる人に話を聞いてもらいたいと感じるものだからだ。

相手を理解することで一番重要なのは、
相手自身が自己イメージをどうもっているか?だ。
大切なのは正解派ないということ。

なにが起きているかを決定するのは、周囲の人の認識であって、あなたの認識ではない。
周囲の認識次第で人間関係が決まる。

相手の自己イメージとこちらに対するイメージをしり、それに合わせたコミュニケーションを調節することができれば、人々はあなたを信頼でき、誠実な人だと思うようになる。

− 一回タメると効果的な挨拶になる
気持ちいい挨拶には微笑みが不可欠だ。もしかししたら、相手にいい印象を与えるために意識的に努力をしているかもしれないが、それはやめたほうが良い。

良い印象を与えるだけの感じの良い挨拶と、温かい心のこもった挨拶の違いはタイミングにつきる。

挨拶は笑顔を貼り付けるだけでなく、久しぶりにあった親友のように挨拶をしてみよう。
不認知→記憶たどる→思い出す→うわ!久しぶり!
の流れ。

自分に会ったから、この人はこんなにも笑顔になったのだと、思ってもらえば相手は特別感を感じる。

場を支配したり、相手に思い通りに動いてもらうには自分だけでは実現できない。

−小さなことを覚えておくと「特別な人」になる

私たちは誰でも自分の人生という映画の主役である
自分にとっては大事だが、他人にとってそうでもない「小さなこと」がたくさんある。

互いの理解を深めるために、相手にも相手の人生があることをしらなければならない。
子供の話
好きなこと
など、相手が重要視しているだろうことを探し当て注力する。

相手の大きなことを覚えていてもさほど点数稼ぎにならない。
小さなことをだからこそ、とても重要である。
それを、忘れていることで減点になってしまう。

相手にスポットライトをあて、主役になってもらうイメージだ!!

相手のことを大切に思うからこそ、メモをとり、結果として相手は自分の思い通りににスポット動いてくれる。

−褒めるときに落ちをつけない
人を褒めるときにはうまいやり方、下手なやり方があるが、ほとんどが下手なやり方をしている。
褒めることがどれだけ効果的か、自覚していないのだ。

第一に褒めた後ですぐに批判したりしてはいけない。
褒めるときは褒めること徹すること。
誓っていうが、あなたが指摘するどんな欠点も相手はすでに自覚している。

批判をしないほうが人としての格があがる。

褒め言葉は相手の欠点を改善はさせる際にもつかえる。
相手も気づいていないようなことを褒め、相手をまったく新しい方向へ成長するよう促すことができる。
相手が納得するように長所を説明できたら、相手はきっとそれを延ばそうと努力する。

おさらい
批判をせず、正直に賛辞を贈ることで相手のセルフイメージを高めるだけでなく、あなたは好意を持たれ、話を聞いてもらえるようになる。

また、特定の行動を褒めることによって相手の欠点を改善したりあなたが望むように成長させることができる。

だれもがせっかくの賛辞に必ずといって言いほど批判を含めてしまい、すべてを台無しにしている。人は大勢いる。

−助けてあげた人を好きになる心理とは
相手を思惑通りに動かすテクニックとは、ひとえに相手に助けを求めることである。

頼み事の大小は関係なく、断ったときに失う社会的代償がどれほど大きいか。

人に頼み事をする際にもっとも大切なのは、タイミングだ。

人が動いてくれる魔法の言葉
「手伝ってくれませんか?」
「力は借りてもいいですか?」

−お願いごとをして好きになってもらう方法
ある実験
内容 報酬ありで調査に協力するというもの。
2つのグループで実験


調査終了後、Bには、「お金を返してほしい、自腹で払ってきたがお金に余裕がなくなってしまった」

すると興味深いことに、Bのほうが共感的になりいい評価をした。
→助けをもとめたほうがいい印象になる。

相手の頼み事をきいて、その自分の行動を埋め合わせるためにひとを助けるのはやめたほうが良い。
かわりにできる限り謙虚に、振る舞うこと。

−些細なことこそお礼が大切
感謝を伝えることは人間の行動の中で軽視されがちだ。私達は「感謝の力」を利用しきれていない。
せいぜい、ありがとうをいうくらいだ。

ただ、ありがとうを言われた場合、何に対してのおれいなのか、脳内で推測がはじまる。

相手が予期しない理由で、感謝すると効果的だ。
相手の行動をみて、手間をわかった上で感謝すると大きな影響をもたらす。

なにかをしてくれたことへのお礼ではなく、
「自分に気を使ってかれたことにありがとう」ということ。個人的な感情の伴ったありがとうといっているのだ。

−自分のスペースを広くとる人物は扱いやすい権力者
物理的に大きなスペースを占めれば占めるほど権力を持っているかのようにみえる。
私達はこれを本能的に知っている。

古典的なパワー信者は、会議室のテーブルに広々と紙を広げて他のものにスペースを与えないようにする。

ミーティングに行ったとき、新しい人に会うとき、相手がメモ帳や携帯、パソコン、カバンなどで自分の陣地を主張しているかどうか確認すると良い。

こういった人物は、ものがなくても陣地を確保仕様とする。

彼らは、自分があなたよりも重要な人間だとしめそうとしているである。

態度
足を開いて腰に手を当てる仁王立ち
大きな態度は、ここを仕切るのはおれだ!絶対に意思を曲げないと示している。
こうした水スペースを確保し確固たる地位を確立したいと願っているものこそ、こちらに勝機はある。

あなたは、相手に好きなだけ陣地を与えてやればいい。そうすれば満足するのだから。
そして、シンプルに相手のパワーを認めるようなことばをかければいい。  

そのあとで、自分の提案をまるで相手のアイデアであるかのように説明する。

−もっと大切にする信条を聞き出すには
自分の墓石について想像し、そこになにを書くか想像するセラピーがある。
これは、自分が今、一番なにを大切にしているか知るためのドラマチックな方法であり、その理想から今どれだけ離れた距離にいるかを知るメソッドである。

この質問をするとき、自分カラ先に明かすことが重要だ。時分ならなんと書くか、その理由まで。

相手がなにを書きたいかわかったら覚えておくこと。
それが、相手が気づいてない、自分の価値をあなたに伝えているからだ。

→〇〇ここに眠る

−本当の願いは言葉の裏にある
私達は普通、自分たちが本当に求めていることについて、意識していない。
わかっているつもりでもなぜそれを求めているかについてわかってない。

あなたが、相手の一番求めていることをいかに満たせるか、伝えるといい。

相手が話す、目標と基本的欲求はちがうものだ。
〇〇がしたい!!といった相手になぜを5回繰り返していくと、相手の本当の願いがでてくる。

もし、相手の望みを知っても満たし方がわからないときは、どうすれば目標達成したことになるのですか?と具体的にきくと、相手の答えも具体的になってくる。

順番整理
相手の本当の願いを特定する。
相手の願いを叶えるものを提供する。
提供するものは、他の誰も提供できないと言う

−タイプ別、説得するときの言葉の選び方
投票してもらいたいとき、買ってもらいたいときなどは相手のを考えをいかに素早く掴むかが鍵になる。

相手を説得するコツは相手の考えに沿うように提案することだ。

★相手にあった説得法を見極める
まず相手がどう説得されたいか見極めること。そのために相手の関心がありそうな質問をしてみる。

たとえば
どうやって、おもしろい本をみつけてるんですか?

相手は本を見分けるときに、自分の経験をたよっているか、誰かの話を参考にしているか、広告で判断しているのか、何を頼りにしてるかわかる。

★プラスを得るか、マイナスを避けるか

★選択しか機能か
どのように選択するか知りたいところだ。相手は多くの選択肢を欲してるか?それとも多くの機能(事実)を知りたがっているか?
たとえば、新しいカメラを買うときはどのように買うか聞くといい。

★共通性か差異か
相手がものを比較検討する際の基準も知る必要がある。
たとえば、新しいテレビと古いテレビの違いは?と聞かれたら、相手により

おおきな違いはいくつか、あるが基本的に同じだ。
基本的には同じだが、いくつかおおきな違いがある。

他の選択肢との共通性に焦点をあてるか?
他の選択肢との違いに焦点をあてるか?を使い分けて提案すればよい。

提案の仕方は
①基本的には同じですが、、
②他のと違って、、
切り出し方を相手によ合わせる。

−NOのサインは仕草にでる
相手があなたにイエスというときは問題は起きない。
あなたの思惑通りに動き、相手も喜びと満足を感じてるなら問題はない。

心理学的に、できるだけNOと言われることをさけないといけない。
プロの交渉人は、仕草を見て相手がNOを口にする前の兆候を読み取る。

NOと言われる前に会話を軌道修正するのだ。

相手がNOと言って自分意見を強化しない限り、言い直したり、意図を明確にするチャンスが残っている。
YESにも変えられる。

相手の通常時のネガティブレベルを確認するには、相手がNOという質問をすればよい。
ジャニーズのファン?スターウォーズすき?
など変わった質問でOK。

重要なのは、回答ではなく仕草だ。
仕草を知ってから交渉に入ろう!

質問に応える直前こそ、もっとも興味深いサインが現れる。とくに発言とは矛盾するようなサインが現れるときは要注意だ。

★ネガティブサイン
掻く
腕、首、など、これは自分をなだめようとするジェスチャー。不安を感じたとき、緊張したときに起きる。

両手で触る
両手で鼻や、くびを触り始める。

ペンをカチカチ鳴らす

椅子の座り直し

落ち着きがなく、ナーバスな表現であればあるほど、相手は居心地の悪さを抱いている。

−緊張と不安を表すボディランゲージ
人は言葉より先に体が反応する。
無意識のうちに、不安や恐れを感じると、人はいつもより、自分に触る。
理由は、赤ちゃんと同じで、体を触ると神経の末端を刺激し、ストレスホルモンの分泌を抑えられる。

人間だけでなく動物もしかり、誰かに触られると心が落ち着き、体全体が落ち着くのである。

このセルフタッチは、様々ある。
手で顔をなでる、腕をさする、髪をいじる、耳たぶを触る、顎をさする。
一番は首をさするか、揉む。

顔をさするのは男性が多く、首をさするのは女性が多い。

−唇からストレスを読み取る
ストレスを感じると、唇を結ぶというのがあります。
軽いストレスは軽く結び、強いときは唇が見えなくなるまで強く結びます。
これは、何かがうまくいっていないときの確実なサインである。ストレスが発生してから1-2秒のサインである。

状況によっては、このサインは嘘のサインでもある。

また、口をすぼめるサインは、反対意見をもっているか、他の選択肢を考えているサインである。
映画「プラダを着た悪魔」のなかの恐ろしく編集長が、口をすぼめれば、デザイナは、すべての服をボツにして、はじめからやり直しています。

■嫉妬と妬みの構造
ライバルからの攻撃を交わす方法

あなたの影響力がうまく効いて、社内での重要人物になると、あることが起きる。
世の中には常に誰かが上手くいっていることを気に食わない人物がいるのだ。

人を思惑通りに動かす上で大切なことは、相手が自分の意思で決断できていると感じることだ。

私達は最終的には利益を得たいのだ。
そのためには、対立を避け、相手に反論するのではなく、相手に寄り添って行動しなくてはならない。

叩きのめした相手は、次にあったときにはさらに攻撃的に、そして防衛に必死になる。
対立した状況で、最善の解決策を見出すためには注意がいる。

−巧妙な嫌味にバリアをはる
あなたが自分の人生を生きるようになると、周囲の人の目にもとどまるようになり、攻撃される機会が増える。これは避けようがない。

いかに人生を、より良く生きるか、それはいかにうまく攻撃を交わすかにかかっている。

怒りをあらわにせず、批判をうまく交わすことができる人は、結果的にオフィスの最上階にいる。

もしも攻撃されることがあれば、とにかく笑い飛ばそう。攻撃されても笑っていられれば、批判や攻撃が取るに足らないものだと示すことができる。
笑顔で前向きなコメントをするだけで、攻撃を無力化できるのだ。

もし、攻撃や批判に対して言い返したら、批判に信憑性をあたえることに、なってしまう。あんなふうに反論するなんて、心当たりがあるに違いないとなってしまう。

よく考えれば、相手の発現にヘコたれる理由がないことに気づくだろう。攻撃のほとんどは、単にあなたをけなそうという意図のでおこなわれる。

バリアをはるには、自分の弱点を把握する必要がある。どんなときに自分の意に反した行動をとってしまうのだろう?憤りを感じるときはどんなときか?
自分がコントロールを失った瞬間を把握する必要がある。そしてその傾向を受け入れ、名前をつけること。

例 怒りの元凶=ネアンデルタール人
ネアンデルタール人は、相手を思いやることができなかったからと、かんがえている。

−話を遮って主導権をにぎるために
口を挟む機械を与えたくれない人がいる。熱中して話しているだけならまだしも、あなたを批判したり、周囲の意見を動かそうとして話し続けることもある。

そうした状況では、相手の言うことに関心を示しながら、

「まって、あなたの話をちゃんと理解できているか確かめてもいいですか?」と遮ろう。

そして、相手が今行ったことをそのまま繰り返そう。

何がおきているかというと
①話しを遮ることは、相手の話をきちんと聞こうとしていた姿勢を伝えることができる。他の人とちがい、少しの誤解もしたくないほど、重要視していることが示せる。

②相手は話し続けるのを辞めて、あなたに耳を傾けるようになる。「ちゃんと理解しているか確かめたい」このセリフによって怒っている相手も口をつぐんで話を聞いてくれる。
目の前の人物が話を聞いてなかったかもしれないと疑っているほど、より熱心にあなたに耳を傾ける。
これで、相手はあなたに会話の主導権を乳母和れたことすら気づかない。

③実際にあなたの、理解が間違っていると相手は発言を正してくれる。そうすると、二人の間に共感がうまれる。なぜなら、同じ議題について一緒に理解しようとしているうえに、関心をもってくれるひとを好きになるからである。

④相手の発言をこちらが繰り返すときは、同時に相手にも自身の発言を振り返る機械を与えている。
人間は、頭で考えたことをあたかも、発言したように思い込むことがある。何を言ったか言わなかったかをはっきりさせることで、想定外の事態を避けることができる。

⑤相手の発言を繰り返すときは、できる限りポジティブな言葉で言い換えたほうがよい。これは、あなたにとって、ではなく相手にとってポジティブという意味だ。
勝手にあなたの、価値観を挟み込んだり、相手のうことを過小評価してはいけない。

これは、自分の意見を正確に伝えたいときにも有効である。
私の言ったことをまとめていただけませんか?大事なことを伝え忘れてないか、確認しておきたいので。

人は間違った解釈をしてしまう生き物である。
例えば
「もっと早く仕事を終わらせてくれ」を
相手は、「私の仕事に不満があるっていいましたよね」など。

−怒っている相手に対処するときに大切なこと
まずは、相手が何に対して怒っているのか、怒りの裏に潜む本当の原因を明らかにする必要がある。

相手の怒りを特定できたら、今度は相手をより生産的な方向へ、問題解決へ向けなければならない。
対立を解決する方法。

①黙ってすべてをきく。相手が偏見や間違っている意見だとしても話し終わるまで待つ。△△で怒っている。

②話し終わったら、自分の理解があっているか、非難せず、心をこめてきく。
わたしの理解がただしければ、△△で怒っているってことだよね。

③実際はこれにたいして、最初の説明とは、違う答えが帰ってくる場合が多い。△ではなく、〇で怒っていると。その場合でももう一度繰り返して〇〇で怒っているんだね?と相手の真意を掘り下げて確認する。

④相手の真意を二人で共有できたら、次はより建設的な方向へ、両者にとって、有意義な解決策を考える方向へと相手の意識を導こう。

⑤最後にその問題に関するあなたの意見を伝えよう。つまり、相手が話し始めたときから、言いたかったことを最後の最後まで待ってから言うのだ。
そうすると、相手に落ち着く時間を与え、また共感したことで、相手が防御的になることが防げる。

あなたは、常に相手の意見に基づいて考えるべきで、あなた自身の考えで動くべきではない。相手の見ている現実がわかったときに、ようやく自分の意見を言える。

そして問題が起きたときは、
「なにか解決策はあるか?」と相手に意見をもとめること。

誰かと喋る、議論するときには、常に相手のなまえをいれるといい。とくにヒートアップしてるときは、自分の名前をきくと落ち着きを取り戻す機能があるのだ。

挨拶も自ら名乗るのは、出会いをより個人的なものにするため、会社ではなく、個人として会っていると感じさせることができる。

−引っかかりやすい言葉に注意する
ある種の発言で、影響力を損なってしまうことがある。これから紹介すらフレーズは非常にやっかいな形で障害となる。

◎そういうものだ
じつのところ、わたしたちは、現実の世界のほとんどのことを知らない。私達が理解できるのは、自分の認識を通して見える世界だけである。それはつまり、自分の態度がかわれば世界も変わって見えるとうこと。
私達は、誰もが自分と同じように世界を見ていると思いがち。その思い込みのせいで、コミュニケーションの中で大事なものを見落とし、誤解し、勘違いしてしまう。 

◎それは間違い、これが正しい
この発言の主は会話を続ける気がない。周囲の人はすでに自分に賛成だと信じている。どうしてですか?ということで、相手の価値観を説明する機会を与え、必ずしも唯一の回答ではないことを指摘する。

◎彼らはきっと〇〇するはずだ
他人の考えがお見通しであるかのように主張する人には十分に注意を払う。
それは真実かもしれない、しかし同じ確率で信じでないかもしれない。こうした発言には、どうしてわかるのですか?

◎よくあることだ
一般化には気をつけよう。議論において、
誰も、すべて、決して、いつも、あらゆる
といった言葉は、他に建設的なことを言えなくなった人が議論を終わらせるために使う。これにはいつでも疑ってかかるべきだ。
それはどういう意味?ときいて詳細に説明あれば、相手の考えもわかるし、勘違いを回避することができる。

一般化したり、相手の考えがわかると言ったり、自信満々の態度で発言するのを聞いてると、真実を語ってるように聞こえます。まるで世界の仕組みを知ってるように。こういう、相手の態度を変えさせるのは難しいが、思い込みの部分に疑問を投げかけてしてきすること。なぜならこういった発言は、無知な人が自己防衛につかうことが多い。

−何か頼むときはまず相手の利益を伝えてから
ときにひとをひどいくらい不快にさせる言葉がある。それは「なぜ」だ。
なぜはこの世で最も強力な、言葉である。一定数以上の人がつかえば、独裁者を転覆させるのとができる。
なぜ?は、純粋に説明をもとめるのではなく、あなたへの挑戦となるからだ。
なぜといってくる人は、あなたのパワーを疑っている。
なぜこれをしないといけないのですか?はこれをして私にどんな得があるのですか?と同じ。
なので、相手から聞かれる前に、どんな利益があるのか説明してしまおう。これは、あなたが自分の利益だけでなく相手のことを考えていると伝わるのだから。

−言ってはいけないセリフ
議論が衝突へ発展すると、会話を打切ろうとする言葉が出てくる。それは、相手を脅かすことでこれ以上の会話を阻止し、議論の材料が切れた事実を隠すために使っているのだ。

◎無駄だ、君にはわからないだろう
議論の末に相手のことをのわからずやだと思い、この発言をしたのなら、全てはあなたの責任だ。
説明に失敗したにすぎない。
また、この言葉は、相手に言いにくいことがあって、ごまかしたいときにもよく使われる。

◎とにかくそれが、決まりなんだ
この言葉を聞くたびに全身がムズムズする。
とにかく決まりなんだ、というものはこの世に何一つない。決まりが存在価値する正当な理由があるのであれば説明すればいい。きっと誰かのの受け売りだろう。良く、考えればこうした決めつけは何の役にもたたないことがわかる。

◎君には関係ない
この発言は人を不快にさせるだけでなく、聞かれたことに答えたくないことを明らかにしてしまう。
切り捨てる前に、答えられない理由を説明すること。
もし、あなたには関係ない、といわれたら
関係あると返答しよう。どう関係あるかをこちらも説明しよう。

−いったい私にどうしてほしいんだ?
これは責任回避の切り替えしか、議論を終了させたいときに使われる。
これまでのフレーズで一番最悪なものをひとつ選べといわれたらこのフレーズを選ぶ。
この言葉を使うと、あなたが積み上げた社会的地位は一瞬にして崩れ去り、信用は一気にゼロになるくらいの破壊力がある。
もし、相手を助けられないのであれば、
本当に申し訳ないけど、どうやって君を助けていいかわからないんだ。本当に助けたいと思っているけどその方法がわからなくて。

−前に進むためのクレームの付け方
議論というのは内容についてであって、相手の人間性に、ついてではない。しかし残念なことに人間関係に悪影響をもたらす行動の多くは、議論そのものを個人への攻撃と受け取ってしまうことで起こる。

一番の問題は、状況への批判を、個人への攻撃だと解釈してしまうことにある。
私達は、状況への不満を人間への不満にすり替える。なにか、自分の思い通りにならないことがあると、非難すべき相手を求めるのだ。

実りのある議論を続けるためには、いかなるときも、問題自体と相手の人格を分けて考えなければならない。たとえ、相手に問題のある行動があったとしても、相手の行動と人格を区別して考えなければならない。相手が人格を否定されたと感じる可能性を最小限にしなくてはならない。

あなたは、約束していたことやってませんね?
ではなく
私はがっかりしています
と伝えよう。
ニュートラルな口調で、愚痴ではなく、事実を明らかに語っていることを明確にしよう。

相手を責めることで得られる結果は水掛け論だけ。相手の人格と問題を混同すると、なおさら悪い結果になる。

もし、相手の行動に失望させられたら賛辞を贈ろう。
あなたはこうしたことに慣れているとおもうので、きっといい方法を、教えていただけるとおもって。

−目先の利益ではなくゴールを共有する
だれかと対立するのは、両者が別々の立場にしがみついていることが、原因だ。しかし、よくよく探ってみると立場ではなく、奥にある気持ちが問題ということがある。

相手の立場と、相手の本音は必ずしも一致しない。

奥に潜む気持ちを特定することで両者が納得行く解決策を見つけやすくなる。
相手に問いただす前に、相手の立場になり、自問自答をしてみることだ。

人の立場の裏には必ず、複数の気持ちが潜んでいる。
両者が大切にしている点に焦点をあてて、議論することで有益な解決策にいたることがずっと簡単になる。

特定の立場に固執するとストップするものも、
特定の気持ちに固執するならば、むしろ解決に近づく。基本的欲求を満たすことができれば、相手はあなたの意見に同意しやすくなる。

相手が頑固な態度を取るときは、相手が基本的、欲求を妨害されていると感じているのである。

救命ボートに15人のっていて、全員が飢えないことを立場に固執したら、食料の分配に争いが生じる。しかし、生きるという奥に潜む気持ちに固執すれば、彼らはきっと陸地にたどり着く。

−攻撃を無効化する2つの方法
心理的に攻撃を受けている場合は、相手の行動を直ちに無効化する方法が2つある。

①攻撃に対して反論するのではなく、質問すること。
反論すれば、言葉の応酬なるが、質問すれば同じ攻撃にさらされることはない。会話を続けるには質問という方法が紳士的だ。
相手からの攻撃は相手の考えを探るいい機会です。

例えば、賃金カットという攻撃にさらされている場合は、私達の仕事は適切な報酬を得るに値しませんか?どれくらいの報酬が適切だと思いますか?と聞くようにしたほうが良い。
相手にこちらからの視点で問題を考えてもらい、それから相手のことばを聞こう。

沈黙は相手を誘う罠である。
相手がバカな質問をしてきたら黙って見つめるのが良い。

−不快な状況を受け入れない
相手が意図してようがいまいが、あなたのパフォーマンスにネガティブな影響がでてしまうのが問題なのだ。がエアコンの温度、太陽の光、意図されたものであれば、物申し回避する必要がある。
思考を鈍らせるための攻撃に気づき、避けること。

人を無価値な人間だと思わせ、自身を喪失させる方法は、話しがわけわからないと言ったり、アイコンタクトを拒否したり、相手の目を見ようとしないことだ。

この状況をけっして受け入れてはいけない。
自分は受け入れるつもりがないと相手に知らせること。
今は忙しいようですね、別の機会を設けましょうか。など。

−セカンドプランを用意する
もっとも重要なテクニックを最後に。ラスボスや難しい交渉において、効果が発揮する。
これを使い続ければ、残りの人生において決断力が倍速する。

それは、うまくいかなかったときに備えて、予め、最高のセカンドプランを用意することだ。
要は最高の代替案のこと。これを用意することで精神的にも戦略的にも、自由手に入れることができる。
また、セカンドプランに切り替えるタイミングも予め決めておくこと。

セカンドプランを相手に伝えることも有効である。

−だれもが認める真のカリスマとは
真のパワーは、自分で身につけるものではなく、周りの人から与えてもらうものである。
私達は信頼でき、カリスマ的で、バランスのとれた人にパワーを与えている。自信を持ちながらも威張ることない人にパワーを与えています。
自慢屋でもない、敬意を忘れない人だけ、パワーを与えるのです。

最終的に人生の大部分は、あなたがどれだけ、社会のネットワークや周りの人間関係を意識的に活用するかにかかっています。
だからこそ、影響力の重要性を学び、その場の誰にとってもポジティブな、場となるように振る舞うことが非常に大事なのです。

誰もひとりではトップに上れません。どのようなトップでも例外はないはずです。

人生の大いなる勝者とは、周りの人々に影響を及ぼすことを通じて、自分の人生を切り開いた人です。

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