たったいま、炎の講演家である鴨頭嘉人と、初めてみた大嶋啓介の対談をYouTubeでみてて、ふと思い出したのでパソコンに手をかけてしまいました。
鴨頭嘉人は20年以上マクドナルドの店長、その上のスーパーバイザーを経験し、世界を変える活動をしたいということで独立したそうです。つるっぱげの笑顔が素敵なおじさんって感じの人です(笑)
YouTubeに無料で自分の講演内容をアップしており、再生回数はものによっては70万回以上、作品数は数えきれないくらい、講演料200万円というすごさです。なにがすごいかというと、一度内容を聞いてもらえばわかりますが、人間の感情とロジックのバランスがすばらしくて、数字で可視化しないといけないこともあるけども、なぜそうなのか?というところも深堀されていて、この人は本当に講演家というより勉強家だなとおもいました。鴨頭嘉人は倫理法人会というよくわからない会に属しており、話し方の学校というものの校長をしており、そこに入学するには月30万円くらいの費用がかかるそうで、あとオンラインサロンも3つ経営していて、自身の会社も3つ経営しているそうです。
人間の体はひとつですが、すげーですね。講演家となって8年。当初は2時間の講演料で5000円だったそうで、いまでは200万円ですよ。さらにいうとその有料のものをYouTubeで無料であげているので、その精神もすごいですね。
私はその人自身を尊敬しているわけではありませんが、勉強家、努力家、行動力に感銘しております。
8年前ですからね、デビューが。42歳で独立ですよ。そう考えるとやはり年なんて関係ないんじゃないかとおもいませんか?
でも唯一年齢が関係するのがあって、私は今年で32歳で、見た目はもう少し若いといわれますが、それは仕事をする上では損なわけですが
”、同じ言葉でも発信する「言葉」は年齢によって深みや重みがちがう”ということです。
32歳の私が人生について語るのと、80歳のおじいちゃんが人生について語るのでは、まったく重みや深みが違うということです。
営業マンをやっていると、お客さんの信頼を得るのには、若いと時間がかかります。しかし35歳、40歳、50歳になると同じ営業でもしっかりとした経験や裏付けがなされているのか、説得力が違うんだなと。行動することに年齢は関係ないけども発信する言葉とか伝えるものに関しては年齢というのは非常におおきな役割でありツールであると考えてしまいました。
長くなってしまいましたが、ここで書いておきたいことは年齢のことではなく、、、
この鴨頭嘉人が初めてセミナーに参加したのが、この大嶋啓介という(42歳)のセミナーだったそうです。鴨頭嘉人が42歳の時で8歳年下なので、大嶋啓介は34歳ということになりますかね。
私と2歳しか変わらんやないかーーい!!!
鴨頭嘉人は初めて参加したセミナーで衝撃をうけて涙を流したそうです。
涙の理由は感動ではなく、悔し涙だそうです。 マクドナルドである程度、てっぺんまでいき有頂天になっていた自分がとても情けなく恥ずかしくおもえたようです。調子にのっていたということでしょうかね。
大嶋啓介という自分よりも8歳年下の若造が発信する言葉の一つ一つの深さ、経験、広い視点、価値観というものに脱帽したそうです。そんな二人が今、YouTubeで共演しているということは、8年で鴨頭嘉人は大嶋啓介に追いついた?もしくはすでに超えているのか?と思うほどの内容でした。ここまで追いついた鴨頭嘉人の勉強と努力と行動は、私としては脱帽ですよ。本当に。
実は、これと同じ経験を私もしていたことがあります。
昨年の6月まで勤務していた介護付き有料老人ホームの営業なのですが、入社して4か月で月間トップ、それから数えきれないくらい表彰されて、最後の2年間は連続で営業成績トップ。部長も課長も先輩もさすがに何も言ってきません。調子にのってはいけないことは重々分かっていたので、表彰された賞状はもらった翌日には廃棄してましたし、証拠となるものは今はなんにも残っていません。賞状を捨ててきてからこそ、さらなる高みを目指しておごらずにいたからこそ、いい成績で終われたなとおもっています。しかし、5年間務めた介護の営業を飛び出して歯科医療機器の営業にいき、その後今の医療コンサルタントの会社に行き、さらに次の会社の方たち、営業勉強会のメンバーなど、いろんな方たちと出会って、さらに読書という最高の「師」と出会うことができて感じたことは、これはまじめに言いますけど、”自分は過信していた”なとおもいます・・
当時は過信と驕りは捨てていたはずなんですが、今になって振り返るとそうおもうわけです。
本当に狭い世界で生きてきたんだなー。会社という決められた枠の中で、小さいことで営業成績を競って、それを評価する人は過去に大した成績もださずに、可もなく不可もなく世渡り上手に出世した人ですよ。オリンピックみたいに国際基準もなく、東京都の新宿区の数分で歩ける面積に高く建てられたビルのその中の一つのフロアの小さなスペースで争っていたかたと思うと、恥ずかしくなってしまいました。
だからこそ、今は本当に転職してよかったとおもいますし、自由って素晴らしいなとおもいます。
今スティーブ・ジョブズに関する2010年の本を読んでいますが、スティーブさんは21歳でアップルを立ち上げて経営者になっています。読んでいくと面白いのですが、まだ途中ですが所感としては「最低の人間」な気がします(笑)
生み出してきたのはすばらしいもので、鴨頭嘉人さんが言う通り、文字通り世界を変えた人です。ですが、裏切りがあったり社員を道具としかみていなかったり、自己中だったりと経営者には向いていないということで1994年くらいにアップル追い出されてますね。4年後くらいに復活してiPodという革命的なデバイスを生み出しましたが、歴史をみると、正直、人を大切にしてこなかった最低な人だなとおもいました(笑)上司には持ちたくないなと。
まあだからなんだっていうことはないですが、時間は平等なので一人1日24時間365日です。
その時間をどこに多く割いたかで、人生の結果や人格形成などに影響がでるのだとおもいます。医者だからすごい、21歳で起業したからすごい、とうわけではないなと。費やした分、どこか欠けている人はたくさんいます。私もその一人ですが!
そう思うと32歳で起業を試みることは、私の中でいい時期だったかなとおもいます。
失敗しても40歳といういいチャンスもある。死んでるかもしれませんが、、、
唯一言えることは、一人の力には限界があるから誰かに頼ることは絶対にでてくる。
だから人は大切にせなあかんな~とおもいました。
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