ちょうど8時になりました。
雨風がだんだん強くなってきています。いまにもマクドナルドの「M」がひっくり返って「w」になりそうです。
マックに来てから2時間弱でしょうか。ウォルマートの哲学、長い。長すぎる。あと50ページで終了です。
読んでいてなるほどーとおもったのですが、ビジョナリーカンパニーと言われた20社の偉大なる企業の中には、ウォルマート、P&G、ジェネラルエレクトリックが含まれています。
この三社、ウォルマートとは取引関係にあったようで、(まあそりゃそうですよね)互いにライバル視?脅威な存在だと認識していたようです。
私は企業同士がなぜ提携するのか、その提携は真に理解しあえたものなのか、互いに利用しようという腹黒精神が混じっているのではないのか、と経済と経営をまったく知らないど素人なりに考えていました。
ウォルマートでは、サプライヤー(仕入れ先)との協力関係を強固にしようと、まずはP&Gの役員とその家族をカヌー旅行に招待して、腹を割って話し合ったそうです。結論としては、両社のゴールは「顧客満足」という点においては合致していたようで、そこからトップ同士の話し合いに発展し、両社の関係の最大の原因は、”互いの信頼の欠如”と理解しあえたようです。
その後、GE(ジェネラルエレクトリック)のジェックウェルチに招待されたサムウォルトンは同じように、腹を割った話し合いから、双方、お客様満足度を高めるにはどうしたらいいか、という話に進展し、既存のシステム(テクノロジー含む)を改善、修正することで、現在の立ち位置があるといっています。
これを見て、今の私の置かれている立場、あるいは転職する際に「誓約書」を書かす企業の真の狙いはなんなのか。
誓約書にはサインしないとつっぱねましたが、医療業界、またはそれに携わる企業の最大の目的は突き詰めると、本質は同じなのではないかと思ってしまいました。
視点の問題かもしれませんが、社内の従業員が独立することにおいて、ライバルが増え、ノウハウを盗まれるとおもうのか。独立することでさらに医療業界に貢献できる人物ができ、いずれ一緒に活動できるとおもうのか。
そこは”器”の大きさなのかもしれません。
私の器はお猪口程度ですが、次に転職する法人の代表は計り知れません。
きっと頭の深いところでは、事業の存続のために黒い部分もあるのかもしれませんが、それを感じさせないくらいにすばらしい人でした。
とりあえず、そんな人のもとで、修行しながらお猪口程度の器の大きさを、せめて紙コップくらいにはしたいなとおもっています。
さて、そろそろ帰宅しますか。
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