さて、本物のギャンブラーにプロギャンブラーNOBUKIという方がいます。
この方は世界中のカジノを渡り歩き、旅しながらギャンブルで勝ち続けた方で「勝率9割の選択」という本を書いてあります。
この方はニックネームはスマイリーで、楽しむことを重視している方です。
内容は本当に苦しいギャンブルをして忍耐力やセルフマネジメントを高めた事がある人しか分からないだろうなと思える内容が多いのですが、間違いなくこの方も本物だなと本を読んでいて思います。
本題は2割の選択なのですが、選択は重要なのですよね。
世の中2:8の法則が有名です。
すべてにおいて言える法則の一つなので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
世の中の富は上位の2割が全部の富の8割を握っていると言われております。
そして会社でも売り上げの8割は上位の2割が稼いでいると言います。
だから、先日行った歯科医院でも2割の金持ちを顧客として選択しなければ駄目だと言われ、転売ヤーの法人化した友人も2年間やっていて金持ち相手の転売をしなければ駄目だと言っておりました。
つまりビジネスをするにしても2割を探し出し、2割を対象としたビジネスでないとうまくいかないと言われております。
ただ、その2割になる可能性がある8割側の対象も切り捨ててしまって良いものかと考えさせられます。
多分、労力の割に合わないのでしょうね。
でも、儲かる仕事とやりたい仕事は別の気もしておりますので、違うと自分が完全に認識するまでは自分がやりたい仕事だけをすればいいのではないかなと思わされます。
今は会社の仕事で歯科医院を回っているのですが、いわゆる先生と呼ばれる方々で勘違いしている方もそれなりに居ますが、良い先生も物凄く多いです。
最近は昔と違い歯科医院が増えすぎて儲からなくなっているためか腰の低い先生も増えてきました。
ところが、やはり全部自分でやってはいけないのですよね。
治療の学習はしてきた先生でも、経営や営業や経理は学んでいないわけです。
立地もあるかと思いますが物凄く患者さん想いで、綺麗な内装と外装をしていても集患ができないと赤字連続で出稼ぎに行きながらなんとか経営を支えているような先生もいるわけです。
ただ、このような先生は集患さえ上手くいき、利益の柱を持てば金持ちの2割くらいに入ると思うのですよね。
この層を拾うべきか否かなのですが、こういった歯科医院は優秀な営業を求めているわけです。
そして、私が見る限り歯科業界の営業で優秀だと思えた方はパチンコ業界より圧倒的に少なく、生粋の営業でしたら相手が弱いブルーオーシャンです。
競馬でもクラスと言う物があります。
1回だけ1着になり、1つ勝っただけの馬のグループとまだ1回も勝てていない馬のグループ、2回1着になった2つ勝った馬のグループ
それぞれのクラスで戦うのですが、2つ勝った馬のグループの馬はそのクラスでどれだけ負けても、1つも勝っていない馬相手には大きな差をつけて勝つ事ができます。
それと同様で歯科業界の営業レベルはまだ勝った事のない馬のグループ、いわゆる未勝利レベルに見えるのですよね。
自己都合を全面に出す営業しかおらず、売り上げの規模感が低いのとニッチな業界なので優秀な営業が少ない業界です。
お昼休みとかに営業に行くと、他メーカーの営業とバッティングする事があり、セールストークを聞いているのですが、T本さんと違ってまるで駄目、全然ダメと思えてしまいます。
いかに早く買わせる決断をさせようと自分の都合でごり押ししますし、相手の時間を自己都合で奪っていると言う感覚がないのですよね。
相手の時間を奪っていると言う感覚がない人はまず売れません。
これは友人関係でも仕事先でも言えますが、人の時間をいただくと言うのは、細分化した命そのものを分けてもらっているのと同じで、お金をもらっているのと同じです。
実は時間は金以上に価値が高いのですが、お金と言う物の認識は日本人はかなり重きを置いているので人の時間を奪うのは人の金を奪うのと同じなんですよねと言った方が伝わるかもしれません。
そんなわけで相手が弱い歯科業界なら営業代行も個別で受けても結果出せるんじゃないかと思い始めています。
そもそも私の今の会社自体が社員たちに誤った営業方法を堂々とごり押しで教育してくるわけです。
おかげで笑い話ですが、60人くらいしか社員がいないのに、私が入社して18か月の間に正社員が15か月連続で退社し、採用された人は3人連続使用期間中の退社という聞くだけですべてを察することができる素敵な会社になってしまうわけです。
他のメーカーは分かりませんが、どこもそれほど差があるとは思えません。
逆に言えば、誤った営業教育を受けた営業が量産され、わんさかいる業界という状態です。
そう考えると独立しやすい業界なのですよね。
今ままでこれほどまでに手応えのあると思える業界はないかもしれません。
私が成長したのか、それとも結果的に温い業界に行ったことが無かったのか。
ついでに歯科医院の営業代行も始めようかなと思っております。
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