さて、先日の事ですが、どういう発想かは私には分かりかねるのですが、注文すると言いながら急に曖昧な事を言ったりして、真意を言わない先生がいまして失注したかと思った先生がいました。
ところが、急に注文したのにもかかわらず連絡がないと言われ、動き始めたのですが、業者の言いなりになってしまい、お試し期間という名のもとに、ライバル会社に本契約を結ばされてしまっているらしいのです。
お試しだからと言いながら本契約を結ばせてしまうライバル企業の営業にそんなことをすることに躊躇がないのが凄いなと思いました。
逆にそれが罷り通る業界なのだと衝撃を受けました。
結果的に、今そちらの先生が業者と揉めており、お試しだという話でサインしたのに最低何か月契約縛りの話になっているそうです。
なんとなくですが、何か月分先生が支払って解約になると思いますが、無理矢理契約を結ばせている以上、素直に退いた方が未来の為なのにと思えます。
私だったらそもそもそんな無理矢理な契約は結ばず、話をして先方が納得したうえで判断を任せるようにしますが、無理矢理契約結んで縛って移行させないようにするとかやる営業多いのですね。
これはその場の受注の1件になるかもしれませんが、後々を考えると絶対にやってはいけない営業方法です。
会社のブランドは落ちますし、その先生のネットワークの先生に全体に悪い噂が広がり未来の商談の機会が失われます。
そもそも、数字を獲るのが営業の仕事ではありますが、自己都合を優先して売る会社に未来はありません。
でも歯科業界は多いのでしょうね。
だから温い業界なのかもしれません。
逆に自分がそんな騙し討ちみたいな契約を結ばされたらどうするか考えないのでしょうかね。
自分本人の信用も落ちますし、案件を一件、一件取りに行く、毎日水を汲みに行く営業方法になってしまいますから非効率極まりないです。
他力を活用し、自分の代わりに自分を営業してくれる人を増やさない限り永遠に数字を伸ばすことはできません。
結局揉めることになりますし、間違いを正だと思うと間違いが浸透し続けることになります。
逆に言えば、失注したと思った案件が受注になるのですからやり方は間違っていないのだと思っております。
ただ、そういった営業の存在に感謝をしないとなりません。
皆が皆、ちゃんとした営業でしたらライバルが強すぎて太刀打ちできません。
ちゃんとしていない営業がいるおかげで私が営業としてやっていけます。
昔の言葉で言えば、ちょっと悪い言葉になりますが、馬鹿がいなければ利口が立たぬと言います。
営業も技術も同じですよね。
過ちを犯してくれる人がいなければ、自分に人材としての価値を出すことがどんどん難しくなります。
そう考えるとAIの世界は恐ろしいですね。
間違えてくれない相手と戦わなければならないのですから。
そうなったら、AIを使う側、作る側にならないと生き残れないのかもしれません。
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