NHKのドキュメンタリー番組に「逆転人生」という番組があります。
プロフェッショナルの流儀や72時間、フジテレビのザ・ノンフィクションもそうですが30歳を超えてからはドキュメンタリーが一番面白いと思うようになりました。
当然、取材される方々なので「結果」を出し続けた方が主人公となります。
前回の回がドリブルの天才という内容でした
再放送も行われますし、見ておいて損はないと思える内容です。
数々読書をしてきたベースを持って、これらのドキュメンタリーを見ているとある共通点に気付かされます。
多分、こういう結果を出した人と凡人とは言うほど差はないのではないかと感じさせられるのですが、違いがあるとしたらたった一つだけです。
それは「降りなかった」ただそれだけです
言葉を変えれば諦めなかった。
そして、好きな事を飛び切り上手に特化して他の追随を許さぬクオリティで突き抜ければ何でも価値を生むのですよね。
例えば、ルアーの会社で一山当てた方もそうですが、一つの事に異常なまでの熱意と好意と覚悟をもって臨めばそれが唯一のオンリーワンである限り、とんでもない価値を持つものになるのですよね。
ただそこに熱意を持てるほど好きな事じゃないと駄目ですし、そんな好きな事が存在している人がレアなのかもしれませんが。
そう考えると、我らがT本さんは突き抜ける可能性があるんですよね。
価値をもたらせる可能性があると言いますか。
正直、私は営業の仕事が好きか嫌いかで問われれば普通です。
好きでもないですし、嫌いでもないです。
営業のライバルが弱い業界入れば、そこそこ上位で食ってはいけるだろうというレベルの感覚です。
ところがT本さんは営業の仕事が楽しくて仕方がないという変態です。
一緒に同行した訪問先の経営者に馬鹿じゃないかと言われておりました。
ただ、この逆転人生を見ても思ったのですがあれだけ好きで仕方がない人間なら他の追随を許さぬレベルの営業になる可能性があるのですよね。
そうなれば、他が真似できない以上価値を生み出します。
この価値の分かる人に適正な価格で提供する事が可能性を具現化する方法なのかもしれません。
そう考えるとプライスカードは私が付けてあげた方が良いのかなと思ってしまいました。
そんなことを考えながらも、このドリブルの天才の話です。
小学生のころからドリブルが突き抜けた才能の方でしたが、チームワークに向いておらず名門サッカー部を途中でやめてしまい、キャリアを失い、どれだけ一人でうまくプレーしようともどこからも声がかからない状態が続いた方の話です。
企業でもありますよね、多分在野やブラック企業なんかにも能力的には優れた人はいるのですが、経歴上誰にも気づかれずに才能を安く買いたたかれ続けている人です。
このドリブルの方もまさにそんな感じで、子供たちにサッカーを教えて月15万円の生活をしていた方です。
ただドリブルだけは世界一レベルの才能がありましたが、誰もその才能を買ってくれない。
ところが、自分のドリブル理論を子供たちに教え、子供たちをドリブルで抜き去る動画をyoutubeで流し始めてから運命が変わります。
再生回数が20億回を超えyoutueの広告費や、スポンサーがつき、様々な講演やプロ専属コーチなどの仕事が来るようになり手取り15万円からの一発逆転を果たします。
好きな事を突き詰めた結果、その突き抜けたクオリティに価値がついたという事です。
でも、これって他の事にでも何にでも言えてドキュメンタリーでプロとして出てくる方々は好きな事を真似できないレベルの細かさの積み重ねで他者と圧倒的差をつけた方々なのですよね。
私はそれほど打ち込めるほど好きな事が未だにありません。
好きな事だと確信できる事があれば、それを突き抜けるレベルでやりこめば望む結果を手にできると分かっているのでやるのですけれどもね。
他の人の言う好きな事ってどのレベルで好きな事なのだろうと気になってしまいます。
ただ、変態だなと他者から言われるくらい好きな事じゃないとそれは難しいのかもしれません。
バフェット氏の言葉ではありませんが、大好きな事を飛び切り上手にやりましょう。
それが望む結果を手にする最大の近道です。
コメント