個人寿司店に学ぶ自動集客システム

N島

と記載しますとたいそうな話と勘違いされるかもしれませんが、本質だなと思った事がありましてそれを記載しようと思います。

ここのところ糖質カットダイエットがおざなりになっており、自宅近くのお寿司屋さんに3連休に行ってしまいました。

その後、スパで4時間ほど長風呂をしていて疲労を抜いたのですが、お風呂の前にお寿司屋さんに入った時に気づきがありましたので今日はそれをネタにしようと思います。

お寿司屋さんだけにネタですね。

さて、過去にも記載しておりますように集客をするには営業もそうですが自動営業システムが必要です。

そう、放っておいても勝手に集客してくれるシステムですね。

私は営業としてそれを自分のお客さんにハイクオリティの仕事を提供することで自分の営業代理をするように仕事をしています。

こうすれば長く続ければ続けるほど自分を勝手に営業してくれるお客さんが増え、管理をしなくても自分の部下が勝手に営業してくれるような展開になります。

こうなると自分でお客さんを探す必要などなく、お客さんが勝手にお客さんを連れてきてくれ、電話に出ているだけで紹介先に行く事だけで仕事になってしまいます。

逆に言うと、営業は自動で集客できないといつまで経っても数字が伸びる事はありません。

これは日本一ベンツを売る男にも言える事ですし、横浜市長の林文子氏がトップ営業だった時もまったくもって同じです。

そしてこれは会社でも個人の飲食店でも同じなのですよね。

自動的に集客し、リピーターを作る事です。

で、近所の商店街の個人のお寿司屋さんがそれをやっていたので、なるほどと思いまして今日の記事です。

まず、リピーターを作るためには集客をしなければなりません。

そして集客はなかなか難しいものですが、このお寿司屋さんは看板一つで上手く集客しておりました。

それがランチセットや握りセットの安さです。

ちゃんと回らない寿司でネタもそこそこいいのですが、ランチセットで10貫ついて700円

夜も握りセットで10貫ついて900円なのですよね。

お寿司屋さんの握りとしては破格ともいえる安さで、赤字にはならないでしょうがこれは黒字にもならないと思うのです。

ところが、待ちが出るほどいついっても混んでいます。

そこでふと気づいたのですが、この握りセットは客寄せパンダと言いますか自動集客システムになっているのだなと気づかされたのです。

中にはこのセットだけで帰る人もいるかもしれませんが、普通の人ならビールを頼んだり、他の握りを頼んだりします。

飲み物や単品のお寿司やおつまみは普通のお店と同じですので、ここがこのお店の利益ポイントとなっております。

つまり、お試しで安いと試させて集客し、意外に安く悪くないと思わせリピーターにしている。

利益度外視ポイントで集客の間口を広げて、リピーターを確保し続けているのですよね。

これはうまいやり方だなと思います。

他の飲食でも応用できる考え方です。

逆に、このやり方をやめて急速に失速した飲食チェーンがあります。

それが大戸屋と鳥貴族です。

大戸屋は大戸屋ランチという700円台で満足いくボリュームの定食で人気だったのですが、消費税増税に伴いそれを値上げしたところ尋常じゃない客離れが起きました。

鳥貴族も「全品280円(税別)」という価格体系をあらため、全品298円に値上げしました。

そこから一気に失速しました。

つまりどちらも自動集客ツールとなっていた利益度外視メニューを捨てた事で集客できなくなり、業績が悪化しました。

そう考えると、すべてのビジネスにおいて導入となる目玉商材を用意し、それとは別の部分で利益を上げれば良いのではないかと考えられる増す。

まずはやってみようがないと広がっていきません。

やってみて良ければリピーターが広がっていくものです。

ということは何かを始めるにあたりまして、利益度外視サービスもしくは商材を用意し、そこを入り口にして利益ポイントを購入してくれる顧客探しをするのがいいのではないかと思えました。

これは母が営業している飲食店でも応用が利くなと思えます。

儲けようとするから客離れが進むのかもしれません。

そんなことを近隣の寿司店から思わされました。

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