さて、先日米国の雇用統計が発表されました。
非農業部門雇用者数は前月から2050万人減少し、失業率は前月の3倍余りとなる14.7%に上昇したとのことです。
失業保険申請だけでは3300万超えていましたが、農業部門も込みだったのか再雇用が1000万人くらいあったいう事かもしれません。
そしてダウがこの雇用統計を受けて続伸とのことですが、違和感が拭えません。
投資家は雇用への打撃を想定していたほか、新型コロナウイルスによる景気低迷ではこれが底になるとの見方が広がったらしいですが、これって事実とは異なると思えるのです。
底かどうかはまだ誰にも分かりません。
個人的にはスペイン風邪の時のように、経済を優先させ油断したタイミングで第2波、第3波が来るリスクは大きいと思っております。
まだ、予防薬もできておりませんし、薬も承認されておりません。
世界恐慌前にケネディ大統領の父が靴磨きの少年に株の話をされて、靴磨きの少年ですら株の話をするのだからもう株価は天井であると考え全部手じまいをし、恐慌を乗り切った話は有名です。
そして事実だけを考えれば、今はアメリカの失業率が世界恐慌以来で一番高いという事実です。
リーマンショックを既に超えているのです。
どうしてこのタイミングで底だと思えるかが私には理解できません。
車の渋滞実験でもそうですけれども、大渋滞も先頭の方にある車1台の一瞬の急ブレーキで引き起こされたりもし、解消に多くの時間がかかります。
どう考えてもまだ底だと思うには早いと思うのです。
バフェット氏も現金を保有したまま何もしておりません。
一般的に人は皆待てません。
忍耐力がそもそも欠落しておりますし、だから毎日少しでも前に進んでいるという感覚、いわゆる前進感がないと不幸に感じてしまいます。
その不幸を耐えられず、今すぐナウの前進を求めて自滅するのだと思っております。
ただ、分かるのが原則として、人生は期待値を稼ぎ続け、自動的に自分の代わりに利益を創出してくれるシステムを作り、その自分の代わり、代理を増殖してくことにあります。
そのために、自動利益創出システムを共有できる協力者達を協力しながらシステム数を増やしていく必要があります。
株や不動産も自分のお金に自分の代わりに労働してもらい、自分の代わりに稼いでもらう事が求められます。
私は今でもメルカリの株を保有しておりますが、それはビジネスモデルが最強だからです。
広告で赤字を垂れ流しておりますが、シェアNO1の参入障壁は強大で、1度時点と大差をつけてしまうともうその差が埋まらない事が確定します。
何がメルカリが最強かといいますと自動の手数料ビジネスですので、24時間寝ていてもユーザー同士が売買が発生すればその10%が寝ていても自動的に利益として入ってくるのです。
何もしなくてもシステムのメンテナンスをしているだけで自動的にそのシステムが働いてくれる。
アマゾンなんかもそうですが、これは代理と自動化が完成されいると思うのです。
そういった自分が何もしなくても、生存を継続しているだけで利益を創出するシステムをどう作るかが重要です。
店舗とかが大変なのはその自動化したとしても人が辞めるとその調整で自動化するのにまた時間がかかりますし、人が誠実であるかは分かりません。
そのフィルターをかけながら自動化するのは非常に難しいと思っております。
だからこそ、リピーターやランニングの収益は重要で、いかに労力を低くして自動的な利益モデルをだせるかと、ランニングコストを落とせるかだと思うのです。
ランニングコストを落とし、利益を増やす行為の積み重ねが期待値を稼ぐ事だと思います。
そして、幸運は期待値を稼いだ分量だけ訪れると私は思っています。
現在のニューヨークダウなどを見ても負の方に向かいそうな分からない状態なのに、皆強気だなと思いますが、待てないだけなのではないかと個人的には感じております。
私が丸乗りするつもりの株の神様バフェット氏は50年前に丸乗りしていたら200万倍の資産になっています。
100円が2億円です。
そんなに確かな実績を今でも出し続けている人がいるのに、その人の行動による意思に乗らない理由が私には分かりません。
バフェット氏はニューヨークダウ平均が2020年4月に18000ドル台になった時も株を買わず、現在も現金を過去最大に集めております。
つまり、ニューヨークダウ平均は18000ドルでも高いと株の神様が判断しているという事です。
人の言葉には嘘がありますが、人の行動と結果には嘘がありません。
私は6月末にかけての4~6月の四半期の決算と、その発表、7~9月の四半期の決算が出るあたりがまだ分からないタイミングが一番暴落が起きるタイミングなのではないかと思っております。
人は歴史から学びませんが、都合の良いところだけ切り取って加速させることはあると思っております。
そのため暴落と回復のスピードが年々加速している気がするのです。
来年の2021年の2月のニューヨークダウが個人的には気になりますが、そこで落ち切っていればバフェット氏が購入したアメリカのスーパークローガー株を買いたいと思っております。
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